被リンクを増やすなら自社の発信から|企業が調査や事例で獲得する7つの方法
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会社のサイトの被リンクが少ないと制作会社の SEO の報告で指摘され、増やし方を調べると、相互リンクやブログサービスで自社へのリンクを自分で作る方法が多く並んでいます。ただ、会社の名前で運営するサイトでは、順位のためだけに作ったリンクは Google のスパムに関するポリシーに触れるおそれがあり、そのまま取り入れられる方法は多くありません。
企業サイトの被リンクの増え方を決めるのは、他社や媒体が自社の情報を紹介したくなる理由を作れるかどうかです。この記事では、企業が自社の調査や事例、プレスリリースなどの発信で被リンクを獲得する方法と、避けるべき方法を解説します。
記事を読めば、どの発信からリンクを集め、増えたかをどう確かめるかがわかります。被リンクを増やす近道は、他社が引用できる自社の数字や事例を出し続け、増えた数ではなくリンク元の中身で成果を確かめることです。
被リンクを増やすには自社にしかない情報で引用される理由を作る

自然な被リンクは、他のサイトの書き手が自社のページを読者に紹介したいと考えたときに張られます。Google は、ページ同士のリンクを、ページの内容や検索に対して最も役立つページを判断する手がかりの1つとして使っています。
企業が自社の発信で被リンクを増やす方法は、以下の7つです。
- 自社の調査や集計の数字を公開する
- 導入事例や制作の実績をページにまとめる
- プレスリリースは媒体が記事にしたくなる内容で出す
- 取材や寄稿・登壇のプロフィールに自社サイトを載せてもらう
- 無料で使える資料やテンプレートを公開する
- 自社名が書かれたリンクの無いページに連絡する
- 提携先や所属団体の発表で自社のページを紹介してもらう
自社の調査や集計の数字を公開する
他のサイトから引用されやすい発信の代表は、自社でしか出せない数字です。出どころの明らかな数字は、解説記事を書く人が主張の裏付けとして引用し、出典として元のページへのリンクを張る対象になります。
企業が持っていて、公開を検討しやすい数字は以下のとおりです。
- サービスの申込み件数や利用件数の推移
- 顧客や見込み客へのアンケートの結果
- 自社サイトの検索やアクセスの実数
- 社内の作業にかかった時間や件数の記録
数字には、対象・期間・集計の方法を書き添えます。条件が書かれた数字なら、引用する側が自分の記事の文に合うかを判断でき、誤った形で広まることも防げます。
導入事例や制作の実績をページにまとめる
導入事例のページは、同じ悩みを持つ会社の担当者が読みたい情報で、業界の解説記事を書く人が具体例として紹介しやすいページです。顧客の了承を得て公開した事例は、顧客の側がお知らせや実績の紹介で取り上げることもあります。
事例のページに入れておきたい項目は、以下のとおりです。
- 依頼の前に困っていたこと
- 取り組んだ内容と期間
- 変化を示す数字
- 担当者の声
顧客の社名や数字を出すときは、公開の範囲を先方と文書で確かめておきます。事例を載せる代わりにリンクを張ってもらう約束を重ねるのは避けましょう。リンクする代わりにリンクしてもらう過剰な相互リンクは、Google のスパムに関するポリシーでリンクスパムの例に挙がっています。
プレスリリースは媒体が記事にしたくなる内容で出す
プレスリリースで被リンクを増やすなら、狙うのは配信サービスのページからのリンクではなく、内容を読んだ記者や業界の書き手が自分の記事に張るリンクです。株式会社メリルがプレスリリースを配信しているサービスから meril.co.jp へのリンクも、2026年10月に確かめた時点で残っていたものは、すべて nofollow などの属性付きでした。
媒体が記事にしやすいプレスリリースの内容は、以下のとおりです。
- 自社で集めた新しい調査の数字
- 業界や社会の動きに関わる取り組み
- 数字で示せるサービスの実績
プレスリリースの本文に入れるリンクの文字は、会社名やサービス名にします。他のサイトで配布されるプレスリリースの中の、作為的なアンカーテキストのリンクは、リンクスパムの例に挙がっています。
取材や寄稿・登壇のプロフィールに自社サイトを載せてもらう
取材記事や寄稿、セミナーの告知ページには、話し手のプロフィールや会社の紹介の欄があり、自社サイトへのリンクが載ることがあります。紹介してほしいページの URL と正式な社名を先に渡しておくと、リンクの付け忘れや社名の誤りを防げます。
取材・寄稿・登壇の依頼を受けたときに先方へ渡しておくものは、以下のとおりです。
- 正式な社名とサービス名
- 会社の概要か、話の内容に合うサービスのページの URL
- 話し手の肩書きとプロフィールの文
リンクの文字にキーワードを詰めるよう頼むことは避けます。寄稿の中の作為的なアンカーテキストのリンクも、リンクスパムの例に入っています。リンクを付けるかどうかと、どの属性を付けるかは、掲載する側が決めることです。
無料で使える資料やテンプレートを公開する
業務で繰り返し使うチェックリストやテンプレートは、他社のブログや社内向けの資料で、便利な道具として紹介されやすい発信です。自社の業務で実際に使っているものを整えて出せば、新しく作る手間も少なく済みます。
公開を検討しやすい資料は、以下のとおりです。
- 作業の手順をまとめたチェックリスト
- 見積もりや計画に使う計算用のシート
- 報告書や依頼書のテンプレート
- 用語や仕様をまとめた一覧
資料のダウンロードにメールアドレスの登録を求める場合も、資料の中身がわかる説明や見本をページに載せておきましょう。中身が見えないページを、紹介する側は読者にすすめにくいからです。
自社名が書かれたリンクの無いページに連絡する
自社の社名やサービス名が書かれているのに、リンクが張られていないページがあれば、書いた人に連絡して自社のページへのリンクを頼めます。社名やサービス名で定期的に検索すると、リンクの無い紹介のページを見つけられます。
連絡するときに伝えることは、以下のとおりです。
- 取り上げてもらったことへのお礼
- 記事の中で社名が出ている箇所
- リンク先にしてほしいページの URL
自社へのリンクがあっても、URL の変更でリンク先のページが見つからなくなっている場合は、新しい URL を知らせます。リンクを張ってもらう見返りに、商品やお金を渡すことはしません。リンクに関して物品やサービスをやり取りすることは、リンクスパムの例に入っているためです。
提携先や所属団体の発表で自社のページを紹介してもらう
業務提携や共同の取り組みを発表するときは、相手の会社の発表にも、自社の正式な社名とページの URL を載せてもらうよう頼めます。メリルにも、他社が配信したプレスリリースのページから、会社のトップページへのリンクが張られた記録があります(2026年1月に初めて見つかったリンク)。
提携先のほかに、自社のページを紹介してもらえる場所は以下のとおりです。
- 所属している業界団体の会員の一覧
- 出展したイベントや展示会の出展者の紹介
- 共同で調査や研究を行った大学・団体の発表
リンクを張ってもらうことを、契約や利用規約の条件にはしません。第三者にリンクの属性を選ぶ権利を与えずに、取り決めの一部としてリンクを義務付けることは、スパムに関するポリシーでリンクスパムの例に挙がっています。
被リンクを増やす前に自社の被リンクの今を確かめる

施策を始める前に今のリンク元を記録しておくと、どの発信の後にリンクが増えたかを後から比べられます。自社の被リンクを確かめる方法は、以下の2つです。
- サーチコンソールのリンクレポートで上位のリンク元を見る
- 参照ドメインの数は推移と内訳をあわせて見る
サーチコンソールのリンクレポートで上位のリンク元を見る
無料で使えるサーチコンソールでは、リンクレポートで自社サイトへの外部リンクを確かめられます。外部リンクの表で見られる内容は、以下のとおりです。
- 上位のリンクされているページ(自社サイトで最もリンクされているページ)
- 上位のリンク元サイト(自社サイトへのリンクが最も多いサイト)
- 上位のリンク元テキスト(自社サイトへのリンクに使われている文字)

出典:Google Search Console のリンク レポート(オウンドメディア相談室が使っている blog-soudan.com のプロパティ。2026年10月31日の画面)。リンク元のサイトの名前は、オウンドメディア相談室が灰色で隠しました。Google Search Console は Google LLC の商標です。オウンドメディア相談室は、Google が推奨・提携しているものではありません。
リンクレポートは、サイトへのすべてのリンクを網羅したものではありません。リンクに nofollow が付いているかどうかも表示されないため、属性はリンク元のページの HTML で確かめます。
リンクのデータは、CSV ファイルや Google スプレッドシートに書き出せます。プレスリリースを出す前と出した後のように、区切りごとに書き出して残しておくのがおすすめです。
参照ドメインの数は推移と内訳をあわせて見る
参照ドメインは、自社サイトにリンクしているドメインのことです。同じサイトから何本リンクがあっても1と数えるため、参照ドメインの数は、リンクの本数よりリンク元の広がりをつかみやすい数字です。
SEO ツールの Ahrefs などでは、参照ドメインの数の推移と、リンク元のドメインの一覧を見られます。ツールの数字は、ツールの提供元が独自に集めたリンクの記録にもとづく値です。
参照ドメインの数を見るときに、あわせて確かめることは以下の2つです。
- 数が大きく動いた月に、どのドメインが新しく見つかったか
- リンクに nofollow などの属性が付いているか
数が増えていても、増えた分の多くが自社の発信と関係のないサイトからのリンクなら、発信の成果とは言えません。
» Ahrefsの使い方|キーワード選び・検索意図・競合の確かめ方を機能別に解説
メリルの参照ドメインの推移とプレスリリースの時期を並べた結果

メリルは、2025年7月から11月に、会社サイトのお知らせにプレスリリースを20本載せました。プレスリリースの配信サービスの PR TIMES にも企業のページを持ち、プレスリリースを配信しています。
meril.co.jp の参照ドメインの数を Ahrefs で月ごとに取り、プレスリリースの時期と並べて見えたことは、以下の3つです。
- 参照ドメインが大きく増えたのはプレスリリースを続けて出す前の月だった
- 配信サービスとニュースサイトからのリンクはすべて nofollow などの属性付きだった
- 最も多かった2026年9月には .jp 以外のドメインが多く見つかった
参照ドメインが大きく増えたのはプレスリリースを続けて出す前の月だった
2025年の meril.co.jp の参照ドメインの数と、会社サイトに載せたプレスリリースの本数を月ごとに並べると、以下の表のとおりでした。
| 月 | 参照ドメインの数 | 会社サイトに載せたプレスリリース |
|---|---|---|
| 2025年1月 | 409 | 0本 |
| 2025年5月 | 420 | 0本 |
| 2025年6月 | 598 | 0本 |
| 2025年7月 | 624 | 5本 |
| 2025年8月 | 640 | 4本 |
| 2025年9月 | 686 | 4本 |
| 2025年10月 | 727 | 4本 |
| 2025年11月 | 730 | 3本 |
| 2025年12月 | 734 | 0本 |
表の中で増え方が最も大きかったのは2025年5月から6月の178で、2025年の最初のプレスリリース(7月2日)より前にあたります。プレスリリースを出していた7月から11月の値は、624から730へ106増えました。
並べて見えるのは、時期が重なっていることまでです。参照ドメインの数だけでは、どのリンクがプレスリリースから来たのかはわかりません。発信の成果を確かめるときは、同じ時期に新しく見つかったリンク元を一覧で見る必要があります。
配信サービスとニュースサイトからのリンクはすべて nofollow などの属性付きだった
今もリンクがある参照ドメインを、DR(Ahrefs がドメインの被リンクの強さを100点満点で示した値)の高い順に60件取り、ドメイン名で分けると、以下の表のとおりでした。種類はドメイン名から分けたもので、リンク元のページは開いていません。
| リンク元の種類 | ドメインの数 | うちリンクがすべて nofollow などの属性付き |
|---|---|---|
| 利用者が投稿するサービス(動画・音声・ブログ・Q&A など) | 13 | 5 |
| プレスリリースの配信サービス | 1 | 1 |
| ニュースサイト・ポータル | 4 | 4 |
| 自治体 | 2 | 0 |
| その他 | 40 | 11 |
60のドメインのうち21は、リンクがすべて nofollow などの属性付きでした。PR TIMES のドメインからのリンクが初めて見つかったのは2025年7月13日で、2025年の最初のプレスリリースの11日後にあたります。PR TIMES と、ニュースサイト・ポータルの4つのドメインからのリンクは、どれも nofollow などの属性が付いていました。
rel 属性で nofollow などを付けたリンクは、一般に Google にたどられません。プレスリリースで被リンクの成果として期待できるのは、配信を読んだ媒体や書き手が自分の記事に張るリンクです。
最も多かった2026年9月には .jp 以外のドメインが多く見つかった
meril.co.jp の参照ドメインの数は、2026年8月の908から9月に1,463まで増えました。メリルの会社サイトのお知らせの一覧に載っているプレスリリースは、2026年2月が最後です。
参照ドメインを DR の高い順に並べた上位60のうち、2026年9月に初めて見つかったドメインは11で、うち9つは .jp 以外のドメインでした。
参照ドメインの数には、自社の発信と関係のないサイトからのリンクも含まれることがあります。数が急に増えた月こそ、新しく見つかったドメインの一覧を開き、どんなサイトからのリンクかを確かめることが大切です。数だけを目標にすると、発信と関係のないリンクの増加を成果と取り違えるためです。
被リンクを増やすときに避ける方法

Google のスパムに関するポリシーに違反したサイトは、検索結果での掲載順位が下がったり、まったく表示されなかったりすることがあります。リンクスパムは、検索ランキングを操作することを主な目的として、サイトへのリンクやサイトからのリンクを作る行為です。
被リンクを増やすときに避ける方法は、以下の4つです。
- 順位を上げる目的でリンクを買う
- リンクの交換を目的に相互リンクを重ねる
- 寄稿やプレスリリースにキーワードを詰めたリンクを入れる
- 自動でリンクを作るプログラムやサービスを使う
順位を上げる目的でリンクを買う
ランキングを上げることを目的としたリンクの売買は、リンクスパムの例の1つです。お金を払う場合だけでなく、リンクに関して物品やサービスをやり取りすることや、商品を送る代わりに商品の紹介とリンクを書いてもらうことも含まれます。
広告やスポンサー活動としてリンクを売り買いすること自体は、ウェブ上の通常の経済活動の一環として扱われます。広告のリンクに rel="sponsored" か rel="nofollow" が付いていれば、ポリシーの違反にはなりません。
» 検索順位が上がらない原因の確かめ方と直し方|サーチコンソールで見る4つの順番
リンクの交換を目的に相互リンクを重ねる
リンクする代わりにリンクしてもらう過剰な相互リンクや、相互リンクだけを目的にしたパートナーのページの作成も、リンクスパムの例に入っています。例に挙がっているのは、リンクの交換そのものが目的になり、過剰に重なっている状態です。
取引先のサイトへリンクを張るのは、自社の読者に役立つ紹介になる場合に限ります。導入事例のページで顧客のサイトを案内するときは、事例を読んだ人が相手の会社を確かめるためのリンクとして張りましょう。
寄稿やプレスリリースにキーワードを詰めたリンクを入れる
他のサイトで配布される記事やゲスト投稿、プレスリリースの中の作為的なアンカーテキストのリンクは、リンクスパムの例に挙がっています。アンカーテキストは、リンクとして表示される文字のことです。
狙っている検索語をそのままリンクの文字にして、寄稿やプレスリリースに入れる形が、作為的なアンカーテキストに当たります。リンクの文字を会社名やサービス名、ページのタイトルにしておけば、読む人にもリンク先がわかります。
自動でリンクを作るプログラムやサービスを使う
自動化されたプログラムやサービスを使って自社サイトへのリンクを作ることも、リンクスパムの例の1つです。被リンクを短期間で増やすとうたうサービスに頼むと、どんなサイトからリンクが張られるかを自社で選べません。
フッターやテンプレートに埋め込んで多くのサイトに配るリンクや、質の低いディレクトリやブックマークサイトのリンクも、リンクスパムの例に入っています。被リンクを早く増やす方法を外部から持ちかけられたときは、リンクがどこに、どんな形で張られるのかを先に確かめましょう。
被リンクと外部へのリンクの扱いはGoogleの決まりに合わせる

被リンクを増やす取り組みを続けると、広告で掲載したリンクや、知らないサイトからのリンクの扱いに迷う場面が出てきます。迷ったときは、制作会社や SEO ツールの説明より先に、Google 検索セントラルと Search Console ヘルプの文書で決まりを確かめます。
リンクの扱いで押さえておく決まりは、以下の3つです。
- 広告や有料の掲載のリンクには sponsored を付ける
- リンク元のnofollowはページのHTMLで確かめる
- 否認ツールはほとんどのサイトで使わない
広告や有料の掲載のリンクには sponsored を付ける
rel 属性は、リンク先との関係を Google に伝えるための指定です。値ごとの使い分けは、以下の表のとおりです。
| 値 | 付けるリンク |
|---|---|
| sponsored | 広告や有料の掲載のリンク |
| ugc | コメントやフォーラムの投稿など、利用者が作ったコンテンツの中のリンク |
| nofollow | ほかに適切な値がなく、リンク先と自社サイトを関連付けたくないリンクや、リンク先をクロールさせたくないリンク |
rel 属性の値は、スペースかカンマで区切って複数を指定できます。自社が費用を払って他社のサイトに載せる広告や紹介記事のリンクには、掲載する側に sponsored を付けてもらいましょう。
リンク元のnofollowはページのHTMLで確かめる
nofollow などの rel 属性が付いたリンクは、一般に Google にたどられません。サーチコンソールのリンクレポートには属性の有無が表示されないため、リンク元のリンクに属性が付いているかは、リンク元のページの HTML で確かめます。
Google Chrome でリンクの属性を確かめる手順は、以下のとおりです。
- リンク元のページを開き、ページの上で右クリックして「ページのソースを表示」を選ぶ
- 表示されたソースの中を、自社のドメイン名で検索する
- 見つかった a 要素の rel 属性に、nofollow・sponsored・ugc のどれかが入っているかを見る

出典:Ahrefs のサイトエクスプローラーの被リンクの画面(株式会社メリルが契約しているアカウント。2026年10月31日の画面)。参照ページの欄に並ぶサイトの名前は、オウンドメディア相談室が灰色で隠しました。オウンドメディア相談室は、Ahrefs が推奨・提携しているものではありません。
Ahrefs の被リンクの一覧でも、上の「Dofollow」「Nofollow」「UGC」で、属性ごとにリンクを絞り込めます。ツールの判定は推定のため、最後はリンク元のページの HTML で確かめる順番です。
JavaScript で後から作られるリンクは、ページのソースに出てこないことがあります。ソースで見つからないときは、リンクの上で右クリックして「検証」を選び、表示中の HTML の a 要素を確かめましょう。
確かめた結果は、リンク元のドメインと属性の有無を表にして残しておきます。属性の有無を記録しておけば、参照ドメインの数が増えた月に、たどられるリンクがどれだけ増えたかを分けて見られます。
否認ツールはほとんどのサイトで使わない
Google のリンクの否認ツールは、ほとんどのサイトで使う必要がありません。多くの場合、Google は詳しい情報を渡されなくても、どのリンクが信頼できるかを判断できます。
否認を検討するのは、次の2つが重なる場合です。
- スパム行為のあるリンクや人為的なリンク、品質の低いリンクが数多くある
- 数多くあるリンクが原因で手動による対策を受けている、または受ける可能性がある
知らないサイトやスパムの可能性があるサイトからのリンクが見つかった場合は、まずリンク元に削除を依頼するほうが安全です。参照ドメインの一覧に見慣れないドメインが増えても、手動による対策を受けていなければ、すぐに否認ツールを使う必要はありません。
被リンクを増やすなら引用される自社の情報を出し続ける
企業サイトの被リンクは、他社や媒体が紹介したくなる自社の情報があるときに増えます。自社の調査の数字や事例、プレスリリースを出し、リンク元の中身を確かめながら続けることが基本です。
記事の要点は、以下のとおりです。
- 被リンクを増やす発信の中心は、自社でしか出せない数字と事例
- プレスリリースは、配信サービスのページより、記事にする媒体からのリンクを狙う
- 参照ドメインの数は、推移と内訳をあわせて見る
- リンクの売買・過剰な相互リンク・作為的なアンカーテキスト・自動のリンク作成は避ける
- 否認ツールは、手動による対策の原因になるリンクが数多くある場合に限って使う
被リンクの数だけを目標にせず、引用される理由を1つずつ増やせば、会社の信用を損なわずにリンク元を広げられます。まずは自社で持っている数字を1つ選び、対象と期間を書き添えて公開する準備を始めましょう。
この記事の数字の出どころ
- meril.co.jp の参照ドメイン数の推移とプレスリリースの時期Ahrefs の API で2026年10月30日に取得した、meril.co.jp(サブドメインを含む)にリンクしているドメインの数の月ごとの値のうち、2025年1月〜12月と2026年8月・9月の値と、メリルの会社サイトのお知らせの一覧でプレスリリースに分類されたお知らせの日付を、月ごとに並べた(集計はスクリプトで行い、元データとともに社内に保管)
- meril.co.jp のリンク元のドメインの内訳2026年10月30日に Ahrefs で、今もリンクがある参照ドメインを DR の高い順に60件取得し、ドメイン名と、リンクにすべて nofollow などの属性が付いているかで分けた(リンク元のサイトは開いていない)
参考にしたページ
- Google ウェブ検索のスパムに関するポリシー(Google 検索セントラル)(2026年10月30日に確認)
- Google にアウトバウンド リンクの関係性を伝える(Google 検索セントラル)(2026年10月30日に確認)
- Google 検索ランキング システムのご紹介(Google 検索セントラル)(2026年10月30日に確認)
- リンクレポート(Search Console ヘルプ)(2026年10月30日に確認)
- サイトへのリンクを否認する(Search Console ヘルプ)(2026年10月30日に確認)
運営:株式会社メリル(このメディアについて)。相談の内容を記事にするときは、ご本人の許可を取り、社名と数字を伏せます。

