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Ahrefsの使い方|キーワード選び・検索意図・競合の確かめ方を機能別に解説

Ahrefsの使い方 確かめたいことで機能を選ぶ キーワード・検索意図・競合

Ahrefs のキーワードエクスプローラーに語を入れると、検索ボリューム・KD・親トピック・検索結果の上位など、多くの数字が一度に並びます。どの数字で記事にする語を決め、どの機能で競合を確かめるかを決めないまま使うと、数字を眺めるだけで記事の企画が進みません。

企画が進まない原因は、機能の多さではなく、確かめたいことと機能の対応が決まっていないことです。この記事では、キーワード選び・検索結果の意図・競合サイトの確かめ方を、Ahrefs の機能ごとに解説します。API や MCP で使うときの units の数え方には、株式会社メリルが記事の候補選びで使った実数を添えました。

記事を読めば、Ahrefs で何をどの順に確かめればよいかがわかります。確かめたいことに機能を1つずつ対応させれば、Ahrefs の使い方で迷わなくなります。語の数字ならキーワードエクスプローラー、検索結果の意図なら SERP 概要、競合ならサイトエクスプローラーが使う機能です。

Ahrefsの使い方は確かめたいことから機能を選ぶ

確かめたいことと機能の対応として、語の数字と検索意図はキーワードエクスプローラー、競合の強さと流入はサイトエクスプローラー、自社に無い語は競合分析を示した図解

Ahrefs には、サイトエクスプローラー・キーワードエクスプローラー・競合分析・サイト監査・ランクトラッカーなど、多くのコアツールがあります。機能の名前から覚えるより、記事の企画で確かめたいことを先に決め、そこに機能を当てはめる方が早く使えるようになります。

記事のキーワード選びと競合の確認で、確かめたいことと使う機能の対応は、以下の表のとおりです。

確かめたいこと 使う機能 見るレポート・数字
記事にする語の検索ボリュームと難しさ キーワードエクスプローラー 検索ボリューム・KD
同じ記事で受ける言い方違いの語 キーワードエクスプローラー フレーズ一致・関連用語・検索候補
検索結果の上位と検索意図 キーワードエクスプローラー 「概要」の下部の SERP 概要・意図を特定する
競合サイトの強さと検索からの流入 サイトエクスプローラー 「概要」の DR と推定月間オーガニック検索流入
競合サイトが流入を得ている語 サイトエクスプローラー オーガニックキーワード
自社に無く競合にある語 競合分析 自社はランクインせず、競合はランクインしている語

表の6つの確認のうち5つは、キーワードエクスプローラーとサイトエクスプローラーの2つで済みます。キーワードエクスプローラーで語を決めてからサイトエクスプローラーで競合を確かめる順に進めると、同じ語を何度も調べ直す手間が減ります。

キーワードエクスプローラーと競合分析は、有料プランで使う機能です。無料の Ahrefs ウェブマスターツール(AWT)で確かめられるのは、所有権を証明した自社のサイトの被リンクとオーガニック検索流入、サイト監査による技術的な問題に限られます。

キーワードエクスプローラーで記事にするキーワードを選ぶ手順

キーワードを選ぶ4つの手順として、検索ボリュームとKDを見る・フレーズ一致で語を広げる・KDの上限をDRで決める・親トピックでまとめるを並べた図解

記事にするキーワードは、検索ボリュームだけでなく、KD と言い方違いの語まで見てから決めます。検索ボリュームが大きくても上位に入れない語や、別の語と1本の記事にまとめた方がよい語があるからです。

キーワードエクスプローラーで語を選ぶ手順は、以下の4つです。

  • 候補の語を入れて検索ボリュームとKDを見る
  • フレーズ一致で言い方違いの語を広げる
  • KDの上限を自社サイトのDRに合わせて決める
  • 親トピックで1本の記事にまとめる語を決める

候補の語を入れて検索ボリュームとKDを見る

最初に、記事にしたい語をキーワードエクスプローラーに入れて「概要」レポートを開きます。「概要」レポートには、その語の月間推定検索ボリュームが表示され、KD もキーワードエクスプローラーで確かめられます。

キーワードエクスプローラーで1つの語を調べる手順は、以下のとおりです。

  1. グローバルメニューから「Keywords Explorer」(キーワードエクスプローラー)を開く
  2. 入力欄に調べたい語を入れる
  3. 地域の欄で「日本」を選ぶ
  4. 虫眼鏡の「検索」のボタンを押して「概要」レポートを開く

Ahrefsのキーワードエクスプローラーの最初の画面。上のメニューのKeywords Explorer、語の入力欄、地域の「日本」、「検索」のボタン

出典:Ahrefs のキーワードエクスプローラーの画面(株式会社メリルが契約しているアカウント。2026年10月31日の画面)。オウンドメディア相談室は、Ahrefs が推奨・提携しているものではありません。

2026年10月31日に開いた時、地域の欄は「すべての地域」になっていました。地域を選ばずに検索しないよう、検索の前に「日本」になっているかを確かめます。

検索ボリュームは、その語が毎月何回検索されているかを Ahrefs が推定した数字です。日本の検索で記事を読んでもらうなら、地域を日本にした数字で判断します。

「ahrefs 使い方」は、2026年10月30日の時点で月間の検索ボリュームが500回、KD が1でした。

キーワードエクスプローラーの「概要」レポートで「ahrefs 使い方」を調べた画面の左側。キーワード難易度が1(簡単)、検索ボリュームが500

出典:Ahrefs のキーワードエクスプローラーの画面(株式会社メリルが契約しているアカウント。2026年10月31日の画面)。オウンドメディア相談室は、Ahrefs が推奨・提携しているものではありません。

フレーズ一致で言い方違いの語を広げる

1つの語の数字だけで記事を決めず、フレーズ一致のレポートで言い方違いの語を一覧にします。フレーズ一致は、最初に入れた語を含むキーワード候補の一覧です。関連用語と検索候補(サジェスト)のレポートも、「すべて見る」か左のサイドバーから開けます。

キーワードエクスプローラーの「フレーズ一致」のレポート。左のサイドバーで「フレーズ一致」を選ぶと、「ahrefs 使い方」を含む8語の一覧が出る

出典:Ahrefs のキーワードエクスプローラーの画面(株式会社メリルが契約しているアカウント。2026年10月31日の画面)。オウンドメディア相談室は、Ahrefs が推奨・提携しているものではありません。

「ahrefs 使い方」のフレーズ一致は、2026年10月31日の時点で8語でした。

フレーズ一致は語を含むかどうかで候補を集めるため、別の意味の語も一覧に混ざります。株式会社メリルは2026年10月30日、このメディアの記事の候補を選ぶために、Ahrefs の API で語を含む候補の一覧を取りました。入れた語は「サーチコンソール」「ga4」「リライト」などです。

一覧からテーマに合わない語を除いた例は、以下の2つです。

  • 「オウンドメディア」「リライト」を含む語: 返った50行から曲名・映画・会社名の「リライト」を除き、38行を候補に残した
  • 「cvr」「リスティング広告」「問い合わせ 増やす」を含む語: 返った45行から地名を含む語を除き、30行を候補に残した

一覧は上から順に使わず、自社の記事のテーマに合う語だけを目で選んでから、次の確認に進めます。

KDの上限を自社サイトのDRに合わせて決める

KD(Keyword Difficulty)は、Google の検索結果の1ページ目(上位10件)に入る難しさを0〜100で推定した数字です。100に近いほど難しく、上位10件のページが集めている参照ドメインの数をもとに計算されます。

KD は、ページ内の SEO の要素(オンページ SEO)を計算に入れていません。KD だけで記事にする語を決めず、競争の強すぎる語を外す最初のふるい、または取り組む順番を決める目安として使います。

メリルは、運営する2つのメディアの候補選びで、ふるいに使う KD の上限をサイトの DR(ドメイン評価)を見て決めました。

メディア サイトの DR 候補選びの KD の上限
このメディア(blog-soudan.com) 22(2026年10月30日) 15以下
Web集客ブック(hands-plus.com/media/) 22(2026年10月29日) 0〜10を中心

どちらのメディアも、記事を置くサイトの DR が meril.co.jp の46より低い22だったため、KD の上限を低く置いています。

KD の数字が灰色で表示されているときは、その語の検索結果が20日以上更新されていない古い値です。

親トピックで1本の記事にまとめる語を決める

親トピック(Parent topic)は、狙った語の1位のページが最も多く流入を得ている検索語です。親トピックを見ると、狙った語を、より大きな語の記事の中で受けられるかがわかります。

「ahrefs 使い方」の概要レポートのトラフィックポテンシャルの欄。下の親トピックに「ahrefs 使い方」、検索ボリューム500と出ている

出典:Ahrefs のキーワードエクスプローラーの概要の画面(株式会社メリルが契約しているアカウント。2026年10月31日の画面)。上位表示結果の欄のほかのサイトのページの名前と URL は、オウンドメディア相談室が灰色で隠しました。オウンドメディア相談室は、Ahrefs が推奨・提携しているものではありません。

「ahrefs 使い方」の親トピックは、2026年10月31日の画面では同じ「ahrefs 使い方」(検索ボリューム500)でした。

メリルの候補選びでは、「被リンク 確認方法」(月20回)の親トピックが「被リンク 調べ方」(月350回)でした。メリルは2つの語を分けず、「被リンク 調べ方」の1本の記事で両方を受ける計画にしています。

親トピックは、1位のページ次第で、関係のない語になることもあります。同じ候補選びでは、「サイトマップ 送信」の親トピックが「ハルシネーションとは ai」でした。親トピックが記事のテーマと合わないときは、検索結果の上位を開いて、1位のページの中身を確かめます。

親トピックは、検索結果が定期的に更新される語にだけ付く指標です。スタンダード以上のプランでは、キーワードエクスプローラーで複数の語を親トピックごとにまとめて表示できます。

SERP概要で検索結果の意図を確かめる

SERP概要で検索結果の上位の一覧を見て、上位10件のページの種類・別の意味の記事がないか・上位のページのDRと被リンクの3つを確かめることを示した図解

検索ボリュームと KD が条件に合っても、上位の記事が自社の書きたい内容と違えば、その語で検索した人が求める記事にはなりません。SERP 概要は、キーワードエクスプローラーの「概要」レポートの下部にある、その語の検索結果の上位の一覧です。

SERP 概要で確かめることは、以下の3つです。

  • 上位10件のページの種類を見る
  • 別の意味の記事が上位に並んでいないかを見る
  • 上位のページのDRと被リンクを見る

上位10件のページの種類を見る

上位10件のページの種類(手順の解説・言葉の意味の解説・比較・サービスのページ)を見ると、その語で検索した人が知りたいことがわかります。上位の大半が手順の解説なら、その語で求められているのは手順を中心にした記事です。

「ahrefs 使い方」のSERP概要。上位のページごとに、ページタイプ・DR・UR・被リンク・参照ドメイン・推定の流入が並ぶ

出典:Ahrefs のキーワードエクスプローラーの SERP 概要の画面(株式会社メリルが契約しているアカウント。2026年10月31日の画面)。検索結果の欄に並ぶほかのサイトのページの名前と URL は、オウンドメディア相談室が灰色で隠しました。オウンドメディア相談室は、Ahrefs が推奨・提携しているものではありません。

「概要」レポートの下部で「意図を特定する」を押すと、上位10件をもとに AI が検索意図を説明します。説明は日本語にも対応していますが、上位のページの見出しは自分の目でも確かめます。

「ahrefs 使い方」の上位10件(Ahrefs が2026年10月23日に取った検索結果)には、通常の検索結果が8件ありました。8件とも、Ahrefs のページの種類の判定は手順の解説かガイドでした。

同じ検索結果に表示された質問の欄は、以下の4つです。

  • Ahrefsは無料で使えますか?
  • Ahrefsは何ができますか?
  • Ahrefsの料金はいくらですか?
  • SEOでやってはいけないことは何ですか?

質問の欄は、検索した人が本題の前後で知りたいことの手がかりです。上位の記事が答えていない質問は、自社の記事で答える項目の候補になります。

SERP 概要の「比較」で日付を選ぶと、過去と現在の検索結果を並べられます。比較は1つの語ごとに行う機能で、複数の語をまとめて比べることはできません。

別の意味の記事が上位に並んでいないかを見る

同じ言葉が、業界によって別の意味で使われることがあります。上位10件に別の意味の記事が並んでいる語は、検索ボリュームが大きくても、その多くが自社の記事を求める人の検索ではありません。

このメディアの1本目の記事では、当初「カニバリ」(月2,700回)を候補にしていました。2026年10月30日に上位10件を確かめると、大半が商品や店舗どうしが売上を食い合う、マーケティングの意味の記事でした。

メリルは狙う語を、SEO の意味で検索される「カニバリ seo」(月200回)に変えて記事にしています。検索ボリュームは小さくなりましたが、上位の記事と自社の記事の読者が一致します。

» カニバリのSEO対策は1検索語に1ページ|サーチコンソールでの見つけ方と直し方

上位のページのDRと被リンクを見る

KD は上位10件の参照ドメインの数から計算されるため、上位のページの DR と被リンクを1件ずつ見ると、KD が低い理由や高い理由がわかります。

「ahrefs 使い方」の上位8件では、サイトの DR が22〜91、ページへの参照ドメインが0〜7でした。7位のページは DR が22、参照ドメインが0で、blog-soudan.com と同じ DR のサイトでした。

参照ドメインの少ないページが上位にいる語では、上位のページの見出しと中身を読み、自社の記事で上回れる点があるかを確かめてから書き始めます。

サイトエクスプローラーと競合分析で競合サイトを確かめる

競合サイトを、概要でDRと推定の検索流入・オーガニックキーワードで流入を得ている語・被リンクで張られたリンク・競合分析で自社に無い語の4つで確かめる図解

記事にする語が決まったら、上位にいる競合サイトや、同じ読者を狙う競合サイトを調べます。競合が検索からどれだけの流入を得て、どの語で上位にいるかがわかると、自社が次に書く語の候補が増えます。

競合サイトを確かめる手順は、以下の4つです。

  • 概要でDRと推定月間オーガニック検索流入を見る
  • オーガニックキーワードで競合が流入を得ている語を見る
  • 被リンクで競合に張られたリンクを見る
  • 競合分析で自社に無く競合にある語を探す

概要でDRと推定月間オーガニック検索流入を見る

サイトエクスプローラーにドメインかページの URL を入れて虫眼鏡のボタンを押すと、「概要」レポートが開きます。「概要」レポートでは、DR と UR(URL 評価)、推定月間オーガニック検索流入を確かめられます。

サイトエクスプローラーにblog-soudan.comを入れた概要レポート。DRが22、URが8、オーガニックトラフィックが168

出典:Ahrefs のサイトエクスプローラーの画面(株式会社メリルが契約しているアカウント。2026年10月31日の画面)。前の期間との差は「変更: 表示しない」にして消しています。オウンドメディア相談室は、Ahrefs が推奨・提携しているものではありません。

例として、オウンドメディア相談室が置かれている blog-soudan.com を入れると、2026年10月31日の時点で DR は22、トップページの UR は8でした。

DR と UR は、ドメインやページがどれだけ強いかを、Ahrefs が独自に相対的なスコアにした数字です。推定月間オーガニック検索流入には、ほかのサイトのリンク・SNS・メールからの流入は含まれません。

推定月間オーガニック検索流入は、検索ボリューム・検索順位・クリック率などから Ahrefs が計算した推定の値です。サーチコンソールのクリック数とは計算の元が違うため、2つの数字を並べて比べないようにします。

オーガニックキーワードで競合が流入を得ている語を見る

「概要」レポートの「オーガニックキーワード」の数字か、左のサイドバーの「オーガニックキーワード」を押すと、競合サイトが検索結果に入っている語の一覧を開けます。競合サイトの流入を支えている語がわかれば、自社が記事にする語の候補になります。

サイトエクスプローラーのオーガニックキーワードの一覧。blog-soudan.comは889語で、語ごとにボリューム・流入・順位・URLが並ぶ

出典:Ahrefs のサイトエクスプローラーのオーガニックキーワードの画面(株式会社メリルが契約しているアカウント。2026年10月31日の画面)。オウンドメディア相談室は、Ahrefs が推奨・提携しているものではありません。

一覧から拾った語は、そのまま記事にしません。キーワードエクスプローラーに入れ直して、検索ボリューム・KD・SERP 概要を確かめてから、記事にするかを決めます。

被リンクで競合に張られたリンクを見る

「概要」レポートの被リンクの数か、左のサイドバーの「被リンク」を押すと、競合サイトに張られたリンクの一覧を開けます。上位の競合がどんなサイトからリンクを集めているかを見ると、KD の高い語に取り組む前に、被リンクの面でどれだけの差があるかがわかります。

サイトエクスプローラーの被リンクの一覧。「リンクの934グループ」と「1ドメイン毎に1リンク」の表示で、参照ページごとにDRなどが並ぶ

出典:Ahrefs のサイトエクスプローラーの被リンクの画面(株式会社メリルが契約しているアカウント。2026年10月31日の画面)。参照ページの欄に並ぶサイトの名前は、オウンドメディア相談室が灰色で隠しました。オウンドメディア相談室は、Ahrefs が推奨・提携しているものではありません。

一覧は、初めは1つのドメインから1本のリンクだけを並べる表示です。同じドメインからのリンクをすべて見るときは、「1ドメイン毎に1リンク」の欄を切り替えます。

自社にはリンクが無く、競合にはリンクを張っているサイトを探すときに使うのは、競合分析です。競合分析で「referring domains」か「referring pages」を選ぶと、リンクインターセクト(リンク交差)のレポートが表示されます。

競合分析で自社に無く競合にある語を探す

競合分析では、自社サイトは検索結果に入っていないが、競合サイトは入っているキーワードを見つけられます。自社がまだ記事にしていない語を、競合の実績から洗い出す使い方です。

競合分析の入力画面。organic keywordsを選び、上の欄に自社のドメイン、下の欄に競合のドメインを入れてボタンを押す

出典:Ahrefs の競合分析の画面(株式会社メリルが契約しているアカウント。2026年10月31日の画面)。オウンドメディア相談室は、Ahrefs が推奨・提携しているものではありません。

競合分析のコンテンツギャップ。自社が上位に入っていない語のうち、競合が10位以内に入っている語が一覧になる

出典:Ahrefs の競合分析のコンテンツギャップの画面(株式会社メリルが契約しているアカウント。2026年10月31日の画面)。オウンドメディア相談室は、Ahrefs が推奨・提携しているものではありません。

画面の例は、自社の欄に blog-soudan.com、競合の欄に同じメリルが運営する hands-plus.com を入れたものです。2026年10月31日の時点で、hands-plus.com だけが10位以内に入っている語は1語でした。

洗い出した語は、オーガニックキーワードで拾った語と同じように、キーワードエクスプローラーで詳しく確かめます。競合が上位にいる語でも、自社の読者に合わない語や、KD が自社の上限を超える語は外します。

APIとMCPで使うときはunitsを見積もってから取る

記事100本の候補選びのunitsは13,043で、上位10件を種類を絞らずに取ると726 units、通常の結果だけなら176 unitsになる図解

Ahrefs のデータは、画面のほかに API からも取れます。API を直接呼ぶ方法のほか、AI のアシスタントから Ahrefs のデータを呼び出す MCP サーバーも、同じ API の枠を使います。

API と MCP で units を無駄にしない使い方は、以下の5つです。

  • unitsは返った行の数と取る列で決まる
  • メリルの記事100本の候補選びは13,043 unitsだった
  • 検索結果は種類を絞らずに取ると約4倍のunitsになる
  • 件数の上限と条件を先に決めて取る
  • 取った条件とunitsを記録に残す

unitsは返った行の数と取る列で決まる

API の呼び出しは、無料と明記されたものを除いて API units を消費します。1回の呼び出しで使う units は返った行の数と取る列で決まり、最低は50 units です。

フレーズ一致のレポートで「API」を押した画面。APIのリクエストの例と「リクエストコスト: 69ユニット / 行」が出ている

出典:Ahrefs のキーワードエクスプローラーのフレーズ一致の画面(株式会社メリルが契約しているアカウント。2026年10月31日の画面)。オウンドメディア相談室は、Ahrefs が推奨・提携しているものではありません。

画面のレポートの「API」のボタンを押すと、同じ表を API で取るときのリクエストと、1行あたりの units が出ます。「ahrefs 使い方」のフレーズ一致では、2026年10月31日の画面で1行あたり69 units と出ました。

API は、ライト以上のプランで使えます。プランごとの月の units の枠と、1回で取れる行の上限は、以下の表のとおりです。

プラン 月の API units 1回で取れる行の上限
ライト 200,000 100行
スタンダード 800,000 250行
アドバンスド 2,000,000 500行

画面での分析の上限は、プランによって扱いが違います。画面での分析にクレジットを消費するのは、2024年4月22日以前に申し込んだ一部のプランです。スタンダード以上の新しいプランには、クレジットの上限がありません。どちらのプランかは、アカウント設定の「上限 & 使用状況」で確かめられます。

メリルの記事100本の候補選びは13,043 unitsだった

株式会社メリルは2026年10月30日、このメディアの記事100本の候補を選ぶため、Ahrefs の API を MCP から9回呼び出しました。使った units は、以下の表のとおりです。

呼び出し 回数 使った units 1回あたり
語の数字の一覧(検索ボリューム・KD など) 3回 6,993 1,596〜3,339
入れた語を含む候補の一覧 6回 6,050 880〜1,100
合計 9回 13,043 -

合計の13,043 units は、スタンダードプランの月の枠800,000 units の1.6%です。候補の表に載せた103本で割ると、1本あたり127 units でした。

語の数字の一覧は1回に64〜94語をまとめて渡したため、返った行が多く、1回あたりの units も大きくなっています。

メリルが運営する Web集客ブック(hands-plus.com/media/)でも、2026年10月29日に記事の候補52件を選ぶのに、約22,800 units を使いました。うち24回は、検索結果の上位を取る呼び出しでした。

検索結果は種類を絞らずに取ると約4倍のunitsになる

検索結果の上位を取る呼び出しは、種類を指定しないと、通常の検索結果に加えてサイトリンク・質問の欄・AI による概要の行も返します。返った行の数で units が決まるため、種類を絞らずに取ると、通常の検索結果だけを取るときより多くの units がかかります。

この記事のために「ahrefs 使い方」の上位10件を、種類を絞らずに取ったときの数字は、以下のとおりです。

  • 返った行は33行で、1行あたり22 units、合計726 units
  • 33行のうち通常の検索結果は8行で、ほかはサイトリンク8行・AI による概要と付いたリンク13行・質問の欄4行
  • 通常の検索結果だけなら8行で176 units の計算(726 units の24%)

質問の欄や AI による概要も記事の判断に使う語は種類を絞らずに取り、上位のページだけを見る語は通常の検索結果に絞ると、units を抑えられます。メリルが運営する Web集客ブックの候補選び(2026年10月29日)では、1語目は全種類を取り、2語目以降は通常の検索結果だけに絞りました。記録には、絞った理由として費用を約4分の1にするためと書かれています。

どの語を全種類で取り、どの語を通常の検索結果に絞るかは、取る前に手順として決めておきます。

件数の上限と条件を先に決めて取る

返る行の数で units が決まるため、取る前に件数の上限と条件を決めます。メリルが「ga4」を含む語の一覧を取ったときは、件数の上限を45件にしました。返った行は上限の45行で、units は990 units に収まっています。

「ga4」を含む語の一覧で条件に入れた項目は、以下のとおりです。

  • 検索ボリュームの範囲(月40〜3,000回)
  • KD の上限(15以下)
  • 件数の上限と並べ方(検索ボリュームの多い順に45件)

語の数字の一覧では、渡した252語のうち、行が返ったのは150語でした。Ahrefs にデータの無い語や条件に合わない語は行が返らず、units も返った150行の分だけでした。

取った後に除く語の種類が前もってわかっているなら、取るときの条件に入れて外しておきます。返る行が減るため、その分の units も減ります。

取った条件とunitsを記録に残す

メリルは、API で取った結果をファイルに保存するとき、1行目に呼び出しの名前・条件・取った日・使った units を書いています。記録があったので、2日分の呼び出しを、この記事のためにスクリプトで集計し直せました。

記事100本の候補選びの合計13,043 units は、記録の units を足し合わせた値です。足した値が作業の一覧に書いた合計と一致することも、スクリプトで確かめました。

取る前には、ワークスペースの月の枠と、その時点の使用量を確かめます。メリルは記事100本の候補選びの前に、月の枠800,000 units のうち121,710 units を使っていたことを記録しています。

Ahrefsの使い方は確かめたいことに機能を1つずつ対応させれば迷わない

Ahrefs の使い方で迷うのは、機能の多さよりも、確かめたいことと機能の対応が決まっていないためです。記事の企画は、キーワードエクスプローラーで語を決めるところから始め、SERP 概要と競合の確認へ進めます。

記事の要点は、以下のとおりです。

  • 検索ボリュームと KD はキーワードエクスプローラー、言い方違いの語はフレーズ一致で見る
  • KD の上限は自社サイトの DR に合わせて決め、親トピックで1本にまとめる語を決める
  • SERP 概要で、上位のページの種類・別の意味の記事・DR と被リンクを確かめる
  • 競合はオーガニックキーワード・被リンク・競合分析で調べ、拾った語はキーワードエクスプローラーで確かめ直す
  • API と MCP では、検索結果の種類・件数の上限・条件を決めてから取り、units を記録に残す

確かめたいことと機能の対応を決めておけば、同じ語を何度も調べ直さずに記事の企画を進められます。まずは次に書きたい語を1つキーワードエクスプローラーに入れ、検索ボリューム・KD・SERP 概要の3つを確かめましょう。

この記事の数字の出どころ

  • 株式会社メリルが Ahrefs の API で使った units の記録2026年10月29日〜30日に、記事の候補選びとキーワードの確認で Ahrefs の API(MCP)を呼び出した記録(呼び出しごとの条件・返った行数・units)を、スクリプトで集計
  • 「ahrefs 使い方」などのキーワードの数字と検索結果の上位Ahrefs の API で2026年10月30日に取得(検索ボリューム・KD・親トピック)。検索結果の上位は、Ahrefs が2026年10月23日に取ったデータ
  • 記事の候補選びで決めた KD の上限と、狙う語を変えた例2026年10月29日〜30日に、メリルが運営するメディアの記事の候補を選んだ社内の記録
  • 「ahrefs 使い方」のキーワードエクスプローラーの画面2026年10月31日に Ahrefs のキーワードエクスプローラー(地域は日本)で「ahrefs 使い方」を調べ、概要レポートのキーワード難易度・検索ボリュームと、フレーズ一致の語の数を画面で読んだ
  • blog-soudan.com を Ahrefs で調べた画面2026年10月31日に Ahrefs のサイトエクスプローラー(blog-soudan.com)と競合分析(blog-soudan.com と hands-plus.com)、キーワードエクスプローラーの API のボタンを開き、DR・UR・語の数・1行あたりの units を画面で読んだ

参考にしたページ

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運営:株式会社メリル(このメディアについて)。相談の内容を記事にするときは、ご本人の許可を取り、社名と数字を伏せます。