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コアアップデートの対策は前後の比べ方から|順位が動いた時の確かめ方

コアアップデートの対策 前後を比べてから直す 順位が動いた時の確かめ方

Google のコアアップデートが始まった翌週にサーチコンソールを開くと、表示回数やクリック数のグラフが前の週と違う形になっていることがあります。数字が動いた時期がアップデートと重なっていても、原因がアップデートにあるとは限りません。同じ時期に記事を足したりサイトの作りを変えたりしていれば、アップデートが無くても数字は動くからです。

順位が少し下がっただけで記事を書き直すと、成果の出ていたページまで変えてしまうことがあります。直す前に要るのは、アップデートの前後の数字の確かめです。この記事では、コアアップデートの前後で数字が動いた時の確かめ方と、大きく下がった時の直し方を解説します。記事の後半には、株式会社メリルが運営する2つのメディアの数字を、アップデートの期間と並べた結果を載せました。

記事を読めば、直すべきかどうかを数字で判断できます。コアアップデートに特定の対策は無く、終了から1週間以上待って開始前の1週間と比べ、大きく下がったページだけを見直すのが基本です。

コアアップデートに特定の対策は無く、まず前後の数字を確かめる

コアアップデートは特定のサイトを狙った変更ではなく、下がったページが悪いとは限らないため、まず前後の数字を確かめることを示した図解

コアアップデートは、Google が年に数回、検索のアルゴリズムとシステムに加える重要で大規模な変更です。変更は広い範囲に及び、特定のサイトや個々のページを対象にしたものではありません。

ほとんどのサイトにとって、コアアップデートは気にかける必要の無い変更です。Google 検索ステータス ダッシュボードにアップデートが表示された時も、多くの場合、サイトの側で対応する必要はありません。

コアアップデートの性質と、順位が動いた時の考え方は、以下のとおりです。

  • 特定のサイトやページを狙った変更ではない
  • 順位が下がったページが悪いとは限らない
  • 小さな下落なら抜本的な対策は要らない
  • 改善の効果が出るまでに数か月かかることがある

コアアップデートの後に順位が下がったページは、ほかのページが上位に入っただけの場合もあります。順位が下がっただけでは、ページに問題があるとは言えません。

コアアップデートの後に最初にすることは、記事の書き直しではなく数字の確かめです。アップデートがいつ始まっていつ終わったかを調べ、前後の同じ長さの期間を比べてから、直すかどうかを決めます。

コアアップデートの前後で数字が動いた時の確かめ方

コアアップデート前後の確かめ方を、開始日と終了日を控える・1週間以上待って比べる・上位のページと検索語を見るなど5つの手順で示した図解

比べる期間の取り方を誤ると、アップデートの影響を大きくも小さくも読み違えます。前後の数字を確かめる手順は、以下の5つです。

  • 検索ステータス ダッシュボードで開始日と終了日を控える
  • 終了から1週間以上待って開始前の1週間と比べる
  • 上位のページと検索語で下がり幅を見る
  • サイト側の出来事の日付を並べる
  • 普段の週ごとの動きの幅と比べる

検索ステータス ダッシュボードで開始日と終了日を控える

最初に、Google 検索ステータス ダッシュボードのランキングの履歴を開き、アップデートの開始日と終了日を控えます。前後を比べる前に、アップデートのロールアウトが終わったかを確かめる必要があるためです。

Google Search Status Dashboardのランキングの履歴。アップデートの名前・開始日(DATE)・期間(DURATION)が並ぶ

出典:「Google Search Status Dashboard」のランキングの履歴(https://status.search.google.com/products/rGHU1u87FJnkP6W2GwMi/history)の一部を切り取って掲載(2026年10月31日の画面)。Google は Google LLC の商標です。オウンドメディア相談室は、Google が推奨・提携しているものではありません。

ランキングの履歴には、アップデートの名前・開始日・期間が新しい順に並んでいます。名前を押すと、開始と終了の日時と、ロールアウトの経過の投稿が表示されます。

ダッシュボードで控える項目は、以下のとおりです。

  • アップデートの名前(コアアップデートかスパムアップデートか)
  • 開始の日時
  • 終了の日時
  • 日時のタイムゾーン

ダッシュボードの投稿は、概要と履歴のページに5年間残ります。RSS フィードに登録すれば、新しいアップデートの投稿を通知で受け取れます。

終了から1週間以上待って開始前の1週間と比べる

前後の比較は、コアアップデートが終わってから1週間以上たってから行います。比べる期間は、ロールアウトが始まる前の1週間と、終了から1週間たった時点の直近の1週間です。

サーチコンソールで前後を比べる手順は、以下のとおりです。

  1. サーチコンソールの検索パフォーマンスを開く
  2. 日付のフィルタで「比較」を選び、開始日の前の7日間と、終了日の翌日からの7日間を指定する
  3. グラフの上でクリック数・表示回数・平均掲載順位を選び、2つの期間の線を重ねて見る
  4. 表で検索語やページごとの差の列を見る

サーチコンソールの「期間」の画面の「比較」のタブで「カスタム」を選んだところ。開始日と終了日の欄が「対」を挟んで2組ある

出典:Google Search Console の検索パフォーマンス(オウンドメディア相談室が使っている blog-soudan.com のプロパティ。2026年10月31日の画面。期間は適用していません)。Google Search Console は Google LLC の商標です。オウンドメディア相談室は、Google が推奨・提携しているものではありません。

2026年10月31日の画面では、日付の欄の「詳細」から「比較」のタブを開き、「カスタム」を選ぶと、2つの期間を入れる欄が出ました。

7日間ずつにすると、どちらの期間にも各曜日が1日ずつ入ります。ロールアウトの途中の数字で判断せず終わるまで待つと、何が変わったかをより正確に特定できます。

上位のページと検索語で下がり幅を見る

比べる期間を決めたら、上位のページと検索語ごとに、アップデートの前後の順位を見ます。下がり幅が小さいか大きいかで、次にすることが変わります。

下がり幅ごとの次にすることは、以下の表のとおりです。

下がり幅 例 次にすること
小さい 2位から4位 抜本的な対策は要らない。成果の出ているページは変えない
大きい 4位から29位 サイト全体も含めて、詳しく評価する

順位のわずかな上下は常に起こる可能性があり、手を加えなくても自然に戻ることもあります。すでに成果の出ているページは、根本的な変更を避けて様子を見ます。

検索の種類ごとに分けて見るのも、下がり幅を確かめる方法の1つです。ウェブ検索・画像検索・動画・ニュースのどこで減ったかによって、見直す場所が変わるからです。表示回数は変わらずにクリック数だけが減った時は、検索結果のタイトルや説明文が内容を伝えきれていないか、ほかのサイトが目立つ見せ方をしている可能性があります。

サイト側の出来事の日付を並べる

数字が動いた日には、アップデートの期間だけでなく、自社のサイトで起きた出来事の日付も並べます。検索の流入が減る原因には、アルゴリズムの更新のほかに、技術的な問題・季節による変化・サイトの移転などもあるためです。

並べておきたいサイト側の出来事は、以下のとおりです。

  • 記事の公開や、まとめての追加
  • 記事の書き直し・統合・削除
  • サイトのリニューアルや URL の変更
  • noindex や robots.txt の設定の変更
  • サーバーの停止や表示のエラー

出来事の記録が無い時は、サーチコンソールのページの表を前後の期間で書き出し、表示回数のあったページの数を数えます。検索結果に出るページの数が増えた時期や減った時期が、数字の動きと重なっているかがわかります。

季節による増減は、期間を過去16か月にして前年の同じ時期の形を見るか、Google トレンドで検索語の関心の推移を見て確かめましょう。

» サイトリニューアルのSEOは転送の対応表で守る|注意点と前後の比べ方

普段の週ごとの動きの幅と比べる

アップデートの前後の差は、アップデートの無い週どうしの差と比べて判断します。Google の検索結果はもともと流動的で、アップデートが無くても検索の流入は増えたり減ったりするからです。

普段の動きの幅を数える手順は、以下のとおりです。

  1. アップデートの期間と前後1週間を除いた日を選ぶ
  2. 続いた2つの7日間を1組にし、前の7日間から後の7日間への変化の割合を出す
  3. 集めた組の変化の割合を、増減の向きを問わず大きさの順に並べて真ん中の値を出す
  4. アップデートの前後の変化の割合を、真ん中の値と比べる

アップデートの前後の変化が普段の真ん中の値と同じくらいなら、アップデートで評価が変わったとは言えません。

平均掲載順位と日付を読み違えないための見方

平均掲載順位と日付を読み違えないために、日付は太平洋時間で見る、平均掲載順位は表示される検索語が増えると動く、1日ごとの波は週単位にして見ることを示した図解

サーチコンソールの数字は、日付の区切り方や平均の取り方を知らないと、アップデートと関係の無い動きまで影響に見えます。読み違えやすい点は、以下の3つです。

  • サーチコンソールとダッシュボードの日付は太平洋時間で見る
  • 平均掲載順位は表示される検索語が増えると動く
  • 1日ごとの波は週単位にして見る

サーチコンソールとダッシュボードの日付は太平洋時間で見る

サーチコンソールの日付は、すべて太平洋時間で区切られています。ダッシュボードのアップデートの日時も、太平洋時間の表記です。

両方とも太平洋時間なので、前後の期間はダッシュボードの日付のままサーチコンソールで指定すれば足ります。日本時間に直すのは、記事の公開日など、日本時間で記録した自社の出来事と並べる時だけです。

2025年から2026年10月までのアップデート11件のうち9件は、日本時間に直すと開始日が1日後ろにずれます。2026年9月のスパムアップデートは、太平洋時間の9月24日9時15分に始まりました。日本時間では、9月25日1時15分です。

平均掲載順位は表示される検索語が増えると動く

サーチコンソールの平均掲載順位は、検索結果でサイトへのリンクが表示された最上位の位置を、表示されたすべての検索語で平均した値です。表示される検索語が増えたり減ったりすると、1つ1つの検索語の順位が変わらなくても、平均掲載順位の数字は動きます。

たとえば、新しく公開した記事が下のほうの順位で表示され始めると、サイト全体の平均掲載順位の数字は大きくなります。アップデートと同じ時期に記事を足していれば、平均掲載順位の変化をアップデートの影響と取り違えかねません。

平均掲載順位は数字だけで判断せず、狙った検索語に絞って時系列の変化を見ます。最終的にサイトの成果を表すのは表示回数とクリック数で、掲載順位の絶対値はそれほど重視しなくてかまいません。

1日ごとの波は週単位にして見る

1日ごとの数字は日によって上下するため、前後の差を見る時はグラフを週単位にまとめます。サーチコンソールのグラフの粒度を週単位や月単位にすると、1日の変動がならされ、長い期間の傾向をつかみやすくなります。

グラフと表で数字の合計が合わない原因は、集計の単位の違いです。グラフは常にサイト全体でまとめた数字ですが、表をページごとに切り替えると、表の数字はページごとにまとめた値になります。

前後を比べる時は、グラフの数字どうし、またはページの表の数字どうしで比べましょう。グラフの合計とページの表の合計を混ぜて比べると、実際には無い増減が生まれます。

スパムアップデートで数字が動いた時に確かめること

スパムアップデートで数字が動いた時は、手動による対策のレポートを開き、スパムに関するポリシーに当てはまるページを直すことを示した図解

スパムアップデートはコアアップデートとは目的が違うため、確かめる場所も変わります。スパムアップデートの後に確かめることは、以下の3つです。

  • スパムアップデートとコアアップデートの違いを押さえる
  • 手動による対策のレポートを開く
  • スパムに関するポリシーに当てはまるページを直す

スパムアップデートとコアアップデートの違いを押さえる

スパムアップデートは、検索スパムを見つける Google の自動システムの機能が、大きく改善された時の変更です。AI を使ったスパム防止の仕組みである SpamBrain も、新しい種類のスパムを見つけられるように随時改善されています。

コアアップデートが検索のアルゴリズムとシステム全体の変更であるのに対し、スパムアップデートはスパムを見つける仕組みの改善です。スパムに関するポリシーに違反しているサイトは、掲載順位が下がったり、検索結果にまったく表示されなくなったりすることがあります。

スパムアップデートの後に数字が動いたサイトは、スパムに関するポリシーを読み、自社のサイトがポリシーを守れているかを確かめます。

手動による対策のレポートを開く

スパムで順位が下がったと思われる時は、サーチコンソールの手動による対策のレポートも開きます。ポリシーへの違反は、自動システムのほかに、必要に応じた人の審査でも見つけられているためです。

手動による対策は、Google の担当者がサイトのページを目で見て審査し、スパムに関するポリシーに準拠していないと判断した時に行う措置です。対策の多くは、ページやサイトの掲載順位が下がったり、検索結果から除外されたりする原因になります。

手動による対策が出ていなければ、レポートには緑色のチェックマークが表示されます。対策が出た時の通知先は、レポートとサーチコンソールのメッセージ センターです。

スパムに関するポリシーに当てはまるページを直す

スパムに関するポリシーには、違反に当たる行為が種類ごとに並んでいます。企業のオウンドメディアで確かめておきたい主な項目は、以下のとおりです。

  • キーワードの乱用
  • リンクスパム
  • 大量生成されたコンテンツの不正使用
  • サイトの評判に関するポリシー
  • 内容の薄いアフィリエイト サイト
  • ユーザー生成スパム

当てはまるページを直しても、ポリシーを守っていることを自動システムが学習するまでには数か月かかることがあり、学習が進めば掲載順位の改善につながる可能性があります。

リンクスパムを扱うアップデートの後は、サイトを直しても順位が戻らないことがあります。スパムのリンクが押し上げていた分の効果は、システムに取り除かれると、サイトを改善しても回復しないためです。

コアアップデートの後に大きく下がった時の直し方

コアアップデートで大きく下がった時は、最も下がったページから自己評価の質問で見直し、修正を急がず数か月待って測ることを示した図解

前後を比べて、4位から29位のような大きな下落が続いている時は、サイト全体を見直します。大きく下がった時の直し方は、以下の3つです。

  • 最も下がったページを自己評価の質問で見直す
  • その場しのぎの修正や削除を急がない
  • 効果は数か月から次のコアアップデートまで待って測る

最も下がったページを自己評価の質問で見直す

大きく下がった時は、個々のページだけでなくサイト全体が、有用で信頼できるユーザー第一のコンテンツを提供しているかを確かめます。最も影響を受けたページから順に、Google が公開しているコンテンツの自己評価の質問に照らして見直しましょう。

見直しに使う主な質問は、以下のとおりです。

  • 独自の情報・レポート・研究・分析を載せているか
  • 検索結果のほかのページと比べて、実質的な価値があるか
  • 自明のことだけでなく、洞察のある分析や興味深い情報があるか
  • 見出しやタイトルが内容を誇張していないか
  • 明らかな事実の誤りが無いか

社内の担当者だけで判断が難しい時は、サイトと関係の無い信頼できる第三者に、同じ質問で評価してもらう方法もあります。どの検索の種類で最も影響を受けたかも、あわせて調べておきます。

» 検索順位が上がらない原因の確かめ方と直し方|サーチコンソールで見る4つの順番

その場しのぎの修正や削除を急がない

SEO に悪いと聞いただけでページの要素を消すような、その場しのぎの修正は避けます。代わりに、読む人にとって意味があり、長く続けられる変更に絞ります。

大きく下がった後に避けたい直し方は、以下のとおりです。

  • SEO に悪いと聞いた要素を消す
  • 中身を変えずに日付だけを新しくする
  • 決まった文字数に合わせて記事を延ばす
  • 直せるコンテンツを削除する

Google が優先する文字数の設定は存在しません。中身を変えずに日付だけを新しくする作業は、コンテンツの作り方を見直すべき警告の1つです。

コンテンツの削除は最後の手段で、直せないと判断したものだけが対象です。メディアの区画をまるごと消すか迷う時は、区画が読む人より検索エンジンを先に考えて作られていないかを見直します。有益性の低いコンテンツを削除すると、サイトの有益なコンテンツの成果が上がる場合もあります。

効果は数か月から次のコアアップデートまで待って測る

直した効果は、すぐには検索結果に表れません。数日で効果が出る変更もありますが、サイト全体が有用だとシステムが学習するまでに、数か月かかることもあります。

数か月たっても効果が見えない時に考えたいのが、次のコアアップデートまで待つことです。Google は検索のアルゴリズムを常に更新しており、発表されない小規模なコアアップデートでも掲載順位が上がることがあります。

直した後は数週間待ってから、サーチコンソールで直す前と同じ長さの期間を比べます。サイトを変えても、検索結果が目に見えて変わる保証は無い点にも注意が必要です。

メリルの2つのメディアの数字をアップデートの期間と並べてわかったこと

2025年〜2026年10月の11件のアップデートと並べ、WWSメディアは記事を足した時期に増え、Touch AIの差は普段の週と変わらないことなどを示した図解

メリルは2026年10月、自社で運営する WWS メディアと Touch AI のサーチコンソールの日ごとの数字を、ダッシュボードのアップデートの期間と並べて数えました。並べてわかったことは、以下の4つです。

  • 2025年から2026年10月までのアップデートは11件あった
  • WWS メディアの表示回数はアップデートの無い期間に増えた
  • Touch AI のコアアップデートの前後の差は普段の週の差と変わらなかった
  • 9月のスパムアップデートの後の増加は表示されたページの増加と重なっていた

2025年から2026年10月までのアップデートは11件あった

ダッシュボードのランキングの履歴には、2025年1月から2026年10月30日までに、11件のアップデートが載っています。開始と終了を日本時間に直した日時は、以下の表のとおりです。期間はダッシュボードの表示のままです。

アップデート 開始(日本時間) 終了(日本時間) 期間
2025年3月のコアアップデート 2025年3月14日 1:00 2025年3月27日 21:35 13日21時間
2025年6月のコアアップデート 2025年6月30日 23:30 2025年7月17日 17:00 16日18時間
2025年8月のスパムアップデート 2025年8月27日 1:00 2025年9月22日 16:00 26日15時間
2025年12月のコアアップデート 2025年12月12日 2:25 2025年12月30日 4:00 18日2時間
2026年2月の Discover のアップデート 2026年2月6日 2:00 2026年2月27日 19:00 21日17時間
2026年3月のスパムアップデート 2026年3月25日 4:00 2026年3月25日 23:30 19時間30分
2026年3月のコアアップデート 2026年3月27日 18:00 2026年4月8日 22:00 12日4時間
2026年5月のコアアップデート 2026年5月22日 0:40 2026年6月2日 21:40 11日21時間
2026年6月のスパムアップデート 2026年6月25日 1:00 2026年6月27日 2:00 2日1時間
2026年8月のスパムアップデート 2026年8月19日 1:27 2026年8月21日 17:49 2日16時間
2026年9月のスパムアップデート 2026年9月25日 1:15 2026年10月8日 17:00 13日16時間

コアアップデートは5件で、どれも約12日から18日で終わっています。スパムアップデートも5件あり、1日かからずに終わったものから、26日以上続いたものまで幅がありました。

2026年9月のスパムアップデートが日本時間の10月8日17時に終わった後、10月30日まで、ダッシュボードに新しいアップデートは載っていません。

WWS メディアの表示回数はアップデートの無い期間に増えた

メリルが運営する WWS メディア(wwstd.jp/media/)は、Webライターを始めたい人に向けたメディアです。2026年10月8日(日本時間)に公開し、公開した日は9月のスパムアップデートが終わった日と同じでした。

サーチコンソールの数字を期間ごとに1日あたりで並べると、以下の表のとおりです。日付は太平洋時間で、数字はスクールの紹介ページを含む wwstd.jp 全体の値です。

期間(太平洋時間) 表示回数 クリック数 表示回数のあったページ
10月6日〜10日 3.6回 0.2回 1ページ
10月13日〜22日 17,816回 59.8回 106.3ページ
10月25日〜26日 35,889回 165.5回 265ページ

10月6日〜8日の3日間はスパムアップデートの期間と重なりますが、3日間の表示回数は合わせて15回でした。表示回数が1日数千回を超えたのは10月12日からで、10月8日にスパムアップデートが終わった後、ダッシュボードに進行中のアップデートはありません。

表示回数の大きな動きと時期が並んでいたのは、サイト側の出来事です。WWS メディアの記事263本のうち、公開日が10月8日と9日(日本時間)の記事は118本、10月24日〜28日の記事は145本ありました。

表示回数のあったページは、10月11日の11ページから12日に79ページへ増えています。10月22日の105ページからは、26日に270ページまで増えました。アップデートの期間の外でも、記事を足した時期に数字は大きく動いています。

Touch AI のコアアップデートの前後の差は普段の週の差と変わらなかった

メリルが運営する Touch AI(touchai.jp)は、Claude Code などの AI の使い方と安全な使い方を扱うメディアです。サーチコンソールの数字は2026年4月8日から残っていて、開始前と終了後の両方の数字がそろうコアアップデートは2026年5月の1件に限られます。

5月のコアアップデートの開始前の7日間と、終了の翌日からの7日間の数字を、以下の表に並べました。普段の週の差は、アップデートの期間と前後1週間を除いて作った44組の、続いた2つの7日間の変化の大きさの真ん中の値です。

指標 開始前の7日間(5月14日〜20日) 終了後の7日間(6月3日〜9日) 前後の変化 普段の週の差
クリック数 39回 49回 25.6%増 26.6%
表示回数 465回 496回 6.7%増 62.8%
平均掲載順位 10.15位 10.05位 0.10位上がった 0.8位

3つの指標とも、前後の変化は普段の週の差と同じくらいか、普段の週の差より小さい範囲でした。前後だけを見るとクリック数は25.6%増えていますが、アップデートの無い週どうしでも同じ大きさの変化が起きています。

Touch AI の数字からは、5月のコアアップデートで評価が変わったとは言えません。普段の週の差を並べたことで、前後の数字の変化を、アップデートの効果と読まずに済みました。

9月のスパムアップデートの後の増加は表示されたページの増加と重なっていた

2026年9月のスパムアップデートは、WWS メディアと Touch AI の両方の数字の期間に重なる、最も新しいアップデートです。Touch AI の開始前の7日間(9月17日〜23日)と、終了の翌日からの7日間(10月9日〜15日)を比べました。

Touch AI のクリック数は381回から724回に、表示回数は4,498回から15,698回に増えています。増え方はクリック数で90.0%、表示回数で約3.5倍です。どちらも普段の週の差の真ん中の値を大きく上回りました。

同じ2つの期間に、表示回数のあったページの数も、1日あたり53.6ページから117.3ページへと2倍以上になっています。検索結果に出るページが増えた時期と重なっているため、増えた分のうちアップデートによる分は切り分けられません。

前後の差が普段より大きい時も、サイト側の変化と重なっていれば、アップデートの影響と言い切るのは早計です。ページの数のような、サイト側の変化を表す数字も前後で並べておくと、読み違いを防げます。

コアアップデートの対策は前後の数字を正しく比べてから決める

コアアップデートは特定のサイトを狙った変更ではなく、多くの場合、サイトの側で対応する必要はありません。数字が動いた時は、アップデートの期間とサイト側の出来事を並べ、同じ長さの期間で前後を比べてから直すかどうかを決めます。

記事の要点は、以下のとおりです。

  • ダッシュボードで開始と終了の日時を控え、終了から1週間以上待って比べる
  • 比べる期間は、開始前の7日間と終了後の7日間にする
  • 日付は太平洋時間のまま比べ、平均掲載順位は検索語を絞って見る
  • 記事の追加やサイトの変更の日付を並べ、普段の週の差と比べる
  • 大きく下がった時だけ、自己評価の質問でサイト全体を見直す

前後を正しく比べれば、直す必要の無いページに手を入れずに済みます。まずはダッシュボードで直近のアップデートの終了日を確かめ、サーチコンソールで開始前の1週間と並べてみましょう。

この記事の数字の出どころ

  • WWS メディアと Touch AI の Search Console の日ごとの数字株式会社メリルが運営する WWS メディア(wwstd.jp)と Touch AI(touchai.jp)の、Search Console のウェブ検索の日ごとのクリック数・表示回数・平均掲載順位と、表示回数のあったページの数(2026年10月26日まで。Search Console と連携した Ahrefs から2026年10月30日に取得)。Google 検索ステータス ダッシュボードのアップデートの開始と終了の時刻と並べ、前後7日間ずつの合計と、アップデートの無い週どうしの変化の大きさをスクリプトで数えた
  • WWS メディアの記事の公開日WWS メディアの記事263本の公開日ごとの本数(2026年10月30日に記事のデータからスクリプトで数えた)

参考にしたページ

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