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検索順位ごとのクリック率の目安は自社の数字で出す|計算の手順と上げ方

検索順位とクリック率 目安は自社の数字で出す 検索語の表を順位で分けて割り算

月次の報告のためにサーチコンソールで記事ごとの数字を並べると、平均掲載順位は5位前後なのに、クリック率が数%にとどまる記事が見つかります。5位でその数字は低いのか、それとも普通なのかを決める物差しが無いと、タイトルを直す記事を選べません。

物差しになる順位ごとのクリック率は、同じ順位でも、社名などで検索した語が混ざるかどうかで変わる数字です。この記事では、自社のサーチコンソールの検索語の表から順位ごとのクリック率の目安を作る手順と、目安より低い検索語の見つけ方・クリック率の上げ方を解説します。

記事を読めば、タイトルや説明文を直す検索語を、目安とのクリック数の差から順番に選べるようになります。目安を作る計算は、検索語の表を掲載順位で分け、順位ごとにクリック数の合計を表示回数の合計で割るだけです。

検索順位ごとのクリック率の目安はサーチコンソールの検索語の表で作る

順位ごとのクリック率の目安を、期間を決めて表を書き出す・指名検索と表示の少ない語を分ける・順位を四捨五入する・合計どうしで割るの4つの手順で示した図解

順位ごとのクリック率の目安は、検索語ごとのクリック数・表示回数・掲載順位がそろえば、表計算ソフトで作れます。自社の検索語で出した目安なら、自社の記事と同じ条件で比べられます。

目安を作る手順は、以下のとおりです。

  • 期間と検索タイプを決めて検索語の表を書き出す
  • 指名検索と表示回数の少ない検索語を分ける
  • 掲載順位を四捨五入して順位ごとにまとめる
  • クリック数の合計を表示回数の合計で割る

期間と検索タイプを決めて検索語の表を書き出す

最初に、サーチコンソールの検索パフォーマンス レポートで、集計する期間と検索タイプを決めます。目安は通常の Google 検索の結果で作るため、検索タイプは「ウェブ」を選びます。

検索語の表を書き出す手順は、次の4つです。

  1. サーチコンソールで検索パフォーマンス レポートを開く
  2. 検索タイプのフィルタで「ウェブ」を選ぶ
  3. 日付のフィルタで集計する期間を決める
  4. 表のタブを「クエリ」にして、エクスポートのボタンからファイルに書き出す

サーチコンソールの検索タイプの画面。ウェブの下にテキストベースとマルチモーダルがあり、画像・動画・ニュースも選べる

出典:Google Search Console の検索パフォーマンスの「検索タイプ」(オウンドメディア相談室が使っている blog-soudan.com のプロパティ。2026年10月31日の画面)。Google Search Console は Google LLC の商標です。オウンドメディア相談室は、Google が推奨・提携しているものではありません。

検索パフォーマンスの表の「クエリ」のタブ。検索語ごとにクリック数・表示回数・CTR・掲載順位が並ぶ

出典:Google Search Console の検索パフォーマンスの表(オウンドメディア相談室が使っている blog-soudan.com のプロパティ。2026年10月31日の画面)。6行目より下は切り取りの外にしました。Google Search Console は Google LLC の商標です。オウンドメディア相談室は、Google が推奨・提携しているものではありません。

検索パフォーマンスの右上の「エクスポート」を押した画面。Googleスプレッドシート・Excel・CSVの3つから選ぶ

出典:Google Search Console の検索パフォーマンスの「エクスポート」(オウンドメディア相談室が使っている blog-soudan.com のプロパティ。2026年10月31日の画面)。Google Search Console は Google LLC の商標です。オウンドメディア相談室は、Google が推奨・提携しているものではありません。

書き出したファイルには、検索語ごとのクリック数・表示回数・CTR・掲載順位が入ります。株式会社メリルが、運営する WWS メディア(wwstd.jp/media/)の検索パフォーマンスを2026年10月に書き出したときも、「上位のクエリ」の表にこの4つの列が並んでいました。

期間には、表を書き出す日の直近の日付を含めないようにします。サーチコンソールの最新のデータは暫定値の場合があり、データの収集が続いてあとから値が変わることがあるためです。

指名検索と表示回数の少ない検索語を分ける

書き出した表には、社名やメディア名で検索された語(指名検索)も入っています。指名検索は、サイトをすでに知っている人の検索です。上位の順位に指名検索が混ざると、その順位のクリック率が指名検索の分だけ動くため、目安を作る前に分けておきます。

目安を作る前に分けておく検索語は、以下の2種類です。

  • 社名・メディア名・サービス名・代表者の名前を含む検索語
  • 表示回数が少なく、1回のクリックでクリック率が大きく動く検索語

指名検索を探す手がかりは、名前をカタカナと英字の両方の書き方で書き出した一覧です。Google スプレッドシートなら、Touch AI の場合は「=IF(REGEXMATCH(LOWER(A2),"タッチ|touch"),1,0)」のような式で、名前を含む行に1を付けられます。LOWER 関数で小文字にそろえておくと、英字の大文字と小文字の違いも拾えます。

表示1回の検索語のクリック率は、クリックされれば100%、されなければ0%です。メリルの集計では、表示回数10回以上の検索語だけを使いました。下限を上げるほど目安に使える検索語は減るので、順位ごとの検索語の数を見ながら決めます。

» オウンドメディアのSEOは数字で見直す|サーチコンソールで確かめる順番と直す場所

掲載順位を四捨五入して順位ごとにまとめる

サーチコンソールの掲載順位は、検索結果に出たサイトのリンクのうち、最上位の順位を平均した値です。値は小数で出るため、四捨五入して整数の順位に直します。平均掲載順位が1.4なら1位、1.5なら2位です。

表計算ソフトでは、掲載順位の列の隣に「=ROUND(E2)」のような式で整数の順位の列を作ります。整数の順位ができたら、COUNTIFS 関数で順位ごとの検索語の数も数えておきます。

検索語の少ない順位の値は、1語のクリックの多さで大きく動くため、そのままでは目安に使いにくい数字です。数語しかない順位は、1〜3位・4〜6位のように隣の順位とまとめた帯で目安を作りましょう。

クリック数の合計を表示回数の合計で割る

順位ごとのクリック率は、検索語ごとのクリック率を平均するのではなく、クリック数の合計を表示回数の合計で割って出します。サーチコンソールのクリック率も、クリック数を表示回数で割った値です。合計どうしで割れば、記事のクリック率と同じ計算で比べられます。

検索語ごとのクリック率の単純な平均は、表示10回の語も600回の語も同じ重さで数えます。単純な平均では、表示回数の多い語の結果も1語分の重さでしか目安に入りません。

書き出した表の列と、目安を出す式の例は、以下の表のとおりです。

列 中身 式の例
A 検索語 書き出したまま
B クリック数 書き出したまま
C 表示回数 書き出したまま
D CTR 書き出したまま
E 掲載順位 書き出したまま
F 整数の順位 =ROUND(E2)
G 指名検索の印 名前を含む行に1、ほかは0

1位の目安は「=SUMIFS(B:B,F:F,1,G:G,0,C:C,">=10")/SUMIFS(C:C,F:F,1,G:G,0,C:C,">=10")」の式で出せます。指名検索を除き、表示回数10回以上の1位の検索語だけで、クリック数の合計を表示回数の合計で割る式です。式の中の「1」を2、3と変えれば、ほかの順位の目安も同じ式で出せます。

メリルが Touch AI の検索語で順位ごとのクリック率を出した結果

Touch AIの検索語で出した順位の帯ごとのクリック率として、1〜3位32.1%・4〜6位4.2%・7〜10位1.7%・11〜20位1.1%を並べた表の図解

メリルは、運営する Touch AI(touchai.jp)の検索語で、順位ごとのクリック率を出しました。期間は2026年10月1日から28日までの28日間で、ウェブ検索の検索語の表を Ahrefs の Search Console 連携で取得しています。集計に使ったのは、表示回数10回以上で平均掲載順位が20位までの392語です。

Touch AI の集計の結果は、以下の3つの表にまとめました。

  • Touch AI の1〜10位の順位ごとのクリック率
  • 指名検索を除くと Touch AI の2位のクリック率は7.3ポイント下がった
  • Touch AI の1位は1語を除くとクリック率が6ポイント動いた

Touch AI の1〜10位の順位ごとのクリック率

Touch AI の検索語から指名検索を除き、1〜10位の順位ごとにクリック率を出しました。結果は以下の表のとおりです。

順位 検索語の数 クリック数 表示回数 クリック率
1位 8語 399回 816回 48.9%
2位 14語 102回 523回 19.5%
3位 12語 65回 424回 15.3%
4位 13語 29回 351回 8.3%
5位 21語 30回 632回 4.7%
6位 38語 90回 2,554回 3.5%
7位 55語 79回 2,628回 3.0%
8位 50語 69回 3,322回 2.1%
9位 65語 39回 4,243回 0.9%
10位 33語 31回 2,638回 1.2%

1位から5位までは、順位が1つ下がるごとにクリック率が下がり、1位の48.9%から5位の4.7%まで開きました。6位から10位は3.5%から0.9%の間に収まっています。

9位と10位では、10位のクリック率のほうが0.3ポイント高く出ました。順位が1つ違うだけの値は、検索語の顔ぶれで前後が入れ替わることがあります。

指名検索を除くと Touch AI の2位のクリック率は7.3ポイント下がった

Touch AI の392語のうち、指名検索は6語でした。メディア名をカタカナや英字で書いた語と、会社名や代表者の名前を含む語です。1〜2位にあった指名検索の3語は、表示回数134回に対してクリック数が102回で、クリック率は76.1%でした。

指名検索を除く前と除いた後の、1〜3位のクリック率は以下の表のとおりです。

順位 除く前 除いた後 差
1位 50.6%(9語) 48.9%(8語) −1.7ポイント
2位 26.8%(16語) 19.5%(14語) −7.3ポイント
3位 15.3%(12語) 15.3%(12語) 0ポイント

2位は16語のうち2語が指名検索で、除くとクリック率が26.8%から19.5%に下がりました。指名検索を混ぜたままの目安で2位の検索語を比べると、目安が7.3ポイント高いぶん、目安を下回る語が実際より多く見つかります。

Touch AI の1位は1語を除くとクリック率が6ポイント動いた

Touch AI の1位は、指名検索を除くと8語でした。8語のうち表示回数の最も多い1語が、1位のクリック数の80.2%を占めています。その1語を除いて計算し直すと、1位のクリック率は48.9%から42.9%に下がりました。

数語しかない順位の値は、1語の結果で数ポイント動きます。隣の順位とまとめれば、1語の結果に左右されにくくなります。Touch AI の検索語を4つの帯にまとめた結果は、以下の表のとおりです。

順位の帯 検索語の数 クリック率(合計を割った値) 単純平均
1〜3位 34語 32.1% 23.2%
4〜6位 72語 4.2% 3.9%
7〜10位 203語 1.7% 1.6%
11〜20位 77語 1.1% 1.1%

1〜3位の帯では、合計を割った値と単純平均の差が8.9ポイントありました。帯の中で表示回数の多い1位の語は、合計を割った値では表示回数の分だけ重く数えられ、単純平均では1語分の重さにとどまります。4〜6位より下の帯では、2つの値の差は0.3ポイント以内でした。

Touch AI の記事のクリック率を比べるときは、この帯ごとの表が目安になります。指名検索の多さや検索語の顔ぶれはサイトごとに違うため、帯ごとの目安は作ったサイトの中でだけ使います。

クリック率の目安より低い検索語を見つけて直す順番を決める

目安とのクリック数の差を出す・差の大きい語から記事を直す・検索結果で見え方を確かめるの3つの手順と、目安42回と実際20回の差22回の例を示した図解

目安ができたら、検索語ごとのクリック率を、その検索語の順位の目安と並べます。目安を下回る検索語を一度に全部直すのは手間がかかるため、直したときに増えるクリック数の大きい語から手を付けます。

直す検索語を選ぶ手順は、次の3つです。

  • 検索語ごとに目安とのクリック数の差を出す
  • 目安との差の大きい検索語から記事を直す
  • 実際の検索結果で自社の結果の見え方を確かめる

検索語ごとに目安とのクリック数の差を出す

目安と比べるときは、クリック率の差ではなく、クリック数の差で並べます。表示回数の少ない語は、クリック率の差が大きくても、直して増えるクリック数はわずかです。

目安とのクリック数の差を出す手順は、次の3つです。

  1. 検索語ごとに、整数の順位が入る帯の目安のクリック率を列に入れる
  2. 表示回数に目安のクリック率を掛けて、目安のクリック数を出す
  3. 目安のクリック数から実際のクリック数を引く

たとえば目安が4.2%の帯で、表示回数が1,000回の検索語なら、目安のクリック数は42回と計算できます。実際のクリック数が20回なら、目安との差は22回になります。

目安との差の大きい検索語から記事を直す

目安との差を出したら、差の大きい順に検索語を並べ替えます。上から順に確かめるのは、それぞれの検索語で表示されている記事です。

検索語ごとの記事は、検索パフォーマンス レポートで検索語を絞り込み、表のタブを「ページ」に切り替えると確かめられます。差の大きい検索語がいくつも同じ記事に集まっていれば、その記事が最初に直す候補です。

1つの検索語に自社の記事が2本以上出ている場合は、タイトルを直す前に、どちらの記事でその語を受けるかを決めます。2本の記事が同じ検索語で表示を取り合っていると、片方のタイトルを直しても、もう片方が入れ替わって表示されることがあるためです。

» カニバリのSEO対策は1検索語に1ページ|サーチコンソールでの見つけ方と直し方

実際の検索結果で自社の結果の見え方を確かめる

直す記事を決めたら、タイトルを書き直す前にその検索語で実際に検索し、自社の結果がどう見えているかを確かめます。サーチコンソールの掲載順位だけでは、画面の上での位置や、表示されているタイトルまではわかりません。

検索結果の要素には、1つの要素ごとに1つの掲載順位が付きます。AI による概要やカルーセルも、それぞれ1つの順位として数えられます。広告には掲載順位が付かないため、掲載順位が3位でも、画面の上から3番目のリンクとは限りません。

検索結果のタイトルリンクは、title 要素だけでなく、ページのいくつかの情報から Google が自動で決めます。Google がタイトルリンクを決めるときに使う主な情報は、以下のとおりです。

  • title 要素の文字
  • ページの大見出しや h1 などの見出し
  • og:title のメタタグの文字
  • ページの中やページへのリンクのアンカーテキスト
  • WebSite の構造化データ

画面のタイトルリンクが title 要素と違っていたら、title 要素が古い・不正確・一部が空になっているなどの状態が無いかを確かめます。サイト名が title 要素の中で重複している場合や、明確な大見出しが無い場合も、title 要素と違うタイトルリンクが表示されることがあります。

検索結果でのクリック率を上げる直し方

検索結果でのクリック率を上げる直し方として、タイトルを検索語と中身に合わせる・説明文に記事の要点を書く・構造化データを追加するの3つを示した図解

検索結果でのクリック率は、タイトルリンクと説明文(スニペット)を、検索語と記事の中身に合わせることで上げられます。検索する人は、どのページを開くかをタイトルで決めることが多いからです。

クリック率を上げる主な直し方は、以下の3つです。

  • タイトルを検索語と記事の中身に合わせて書き直す
  • メタディスクリプションに記事の要点を書く
  • 構造化データでリッチリザルトの対象にする

タイトルを検索語と記事の中身に合わせて書き直す

タイトルは、目安との差が大きい検索語の言葉で、記事に書いてある中身を具体的に表すように書き直します。タイトルリンクは、ページの内容と検索語との関連を、検索結果の上で一目で伝える要素です。

title 要素を書くときの主な決まりは、以下のとおりです。

  • ページの中身を具体的に表す言葉にする
  • 不必要に長くしたり、無駄な情報を入れたりしない
  • 同じ語を何度も繰り返さない
  • 記事ごとに同じ定型の文を使い回さない
  • 社名やメディア名は短く入れる
  • ページの大見出しがどれかを明確にする

中身と合わないタイトルは、検索結果でそのまま使われない場合があります。Google は title 要素が不正確なときや古いときに、ページのほかの情報からタイトルリンクを作ることがあるためです。

記事に無い数字や約束をタイトルに入れると、不正確な title 要素として扱われ、検索結果では別のタイトルリンクに置き換えられることがあります。記事に書いた手順や数字の中から、検索した人が知りたい部分をタイトルに出しましょう。

メタディスクリプションに記事の要点を書く

検索結果のタイトルリンクの下に出る説明文(スニペット)は、主にページの本文から自動で作られます。ページの概要をより正確に説明できると Google が判断した場合は、メタディスクリプションの内容がスニペットに使われることもあります。

メタディスクリプションを書くときの決まりは、以下のとおりです。

  • ページごとに違う説明を書く
  • ページの中身に関係する情報を入れる
  • キーワードを並べただけの文字列にしない
  • ページの中身を正確に表す

サイトのすべてのページに同じか似た説明を書くと、検索結果で個々のページを見分ける役に立ちません。メタディスクリプションの長さに制限はありませんが、検索結果のスニペットは必要に応じて切り詰められます。切り詰められても要点が伝わるよう、記事でわかることを前半に書きます。

構造化データでリッチリザルトの対象にする

構造化データをページに追加すると、検索結果をより目を引く形で表示するリッチリザルトの対象になります。リッチリザルトは、検索結果の見た目を変えて、クリック率を上げる手段の1つです。

Rotten Tomatoes では構造化データを10万ページに追加した結果、構造化データを含むページのクリック率が、含まないページに比べて25%増えました。Nestlé では、リッチリザルトを表示するページのクリック率が、表示しないページより82%高くなっています。

ガイドラインに沿わない構造化データは、リッチリザルトとして表示されない場合があります。ページを見ている人の画面に表示されない情報は、正確な情報でも構造化データに書きません。

構造化データは、作っている間はリッチリザルト テストで確かめ、公開したあとはサーチコンソールのリッチリザルトのステータス レポートで有効かを確かめます。

» パンくずリストのSEOは画面と構造化データをそろえる|置き方と確かめ方

クリック率を直したあとは同じ検索語の前後を比べる

直したあとは、直した日を記録し、直す前と直したあとを同じ検索語・同じ長さの期間で比べ、順位が動いたら新しい目安と比べることを示した図解

タイトルや説明文を直したら、同じ検索語のクリック率を、直す前と同じ条件で比べます。検索結果に変更が表れるまでには時間がかかり、直している間に掲載順位も動くことがあるためです。

直したあとは、次の3つの点に気を付けて比べます。

  • 直した日を記録して再クロールをリクエストする
  • 同じ検索語を同じ長さの期間で比べる
  • 掲載順位が動いた検索語は新しい順位の目安と比べる

直した日を記録して再クロールをリクエストする

タイトルやメタディスクリプションを直したら、直した日と、直す前の期間の検索語ごとの数字を記録しておきます。記録が無いと、あとでクリック率が変わったときに、どの変更の結果かを確かめられません。

直したページは、Google にページの再クロールをリクエストできます。Google が変更を認識するにはページの再クロールと再処理が必要で、反映までに数日から数週間かかることがあります。

» サーチコンソールのインデックス登録リクエスト手順|読み込まれたかの確かめ方

同じ検索語を同じ長さの期間で比べる

直す前と直したあとの比較は、同じ検索語について、同じ長さの期間で行うのが基本です。サーチコンソールの日付のフィルタで「比較」を選ぶと、2つの期間の値と、行ごとの値の差が表に並びます。

曜日による検索の増え減りを抑えるには、1日ごとではなく、週単位か月単位で比べます。直したあとの期間にも、暫定値の場合がある直近の日付は含めないようにしましょう。

比べるときは、2つの期間で検索語やページの絞り込みの条件をそろえます。データを検索語や URL で絞り込むと、データの切り捨てや匿名化された検索語の除外で、レポートの合計が変わることがあるためです。

掲載順位が動いた検索語は新しい順位の目安と比べる

直したあとに掲載順位が動いた検索語は、クリック率の変化に、順位の変化の分が混ざります。順位が上がった語は、タイトルを直していなくてもクリック率が上がるため、直す前のクリック率とだけ比べても効果はわかりません。

掲載順位が動いた検索語は、直したあとの順位の帯の目安と比べます。Touch AI の帯ごとの目安なら、4〜6位から3位に上がった検索語と比べる目安は、4.2%ではなく1〜3位の帯の32.1%です。目安とのクリック数の差が直す前より縮まっていれば、タイトルや説明文の変更がクリックにつながったと読めます。

目安そのものも、検索語の顔ぶれが変わると動く値です。記事を増やしたあとや、季節で検索語が入れ替わったあとは、同じ手順で目安を作り直します。

検索順位ごとのクリック率は自社の目安と比べれば直す検索語が決まる

順位ごとのクリック率の目安は、自社のサーチコンソールの検索語の表から作れます。指名検索と表示回数の少ない語を分け、四捨五入した順位ごとに、クリック数の合計を表示回数の合計で割るのが基本の手順です。

記事の要点は、以下のとおりです。

  • 目安は、検索語の表を整数の順位で分け、クリック数の合計を表示回数の合計で割って作る
  • 指名検索と表示回数の少ない語は、目安を作る前に分ける
  • 検索語の少ない順位は、隣の順位とまとめた帯で目安にする
  • 目安とのクリック数の差が大きい検索語から、タイトルと説明文を直す
  • 直したあとは、同じ検索語を同じ長さの期間で比べ、順位が動いた語は新しい順位の目安と比べる

自社の目安があれば、5位でクリック率が数%の記事が直す対象かどうかを、数字で判断できます。まずはサーチコンソールで直近の検索語の表を書き出し、1〜3位・4〜6位・7〜10位の3つの帯のクリック率を出しましょう。

この記事の数字の出どころ

  • Touch AI の掲載順位ごとのクリック率株式会社メリルが運営する Touch AI(touchai.jp)の Search Console の検索語の表(2026年10月1日〜28日の28日間、ウェブ、国とデバイスで絞らない)を、2026年10月30日に Ahrefs の Search Console 連携で取得した。表示回数10回以上・平均掲載順位20.5位未満の392語について、平均掲載順位を四捨五入した順位ごと・帯ごとに、クリック数の合計を表示回数の合計で割った値と、検索語ごとのクリック率の単純平均をスクリプトで出した
  • 指名検索を除いた前後の比較同じ392語から、Touch AI のメディア名・会社名・代表者の名前を含む6語を指名検索として除き、1〜3位のクリック率を除く前と比べた。指名検索を除いた1位の8語では、表示回数の最も多い1語を除いた値も出した
  • サーチコンソールの検索語の表を書き出したときの列メリルが2026年10月24日に、運営する WWS メディア(wwstd.jp/media/)の検索パフォーマンスを画面から書き出したときの、検索語の表の列

参考にしたページ

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