サブドメインかサブディレクトリかはSEOより運用で選ぶ|置き方と設定の手順
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会社のサイトにオウンドメディアを足す打ち合わせでは、制作会社から「media.会社名.jp と 会社名.jp/media/ のどちらにしますか」と聞かれることがあります。SEO の解説記事を調べると、サブディレクトリのほうがドメインの評価を引き継げるとする説明と、どちらでも変わらないとする説明が並んでいます。
決めきれない原因は、SEO の有利不利だけで比べている点です。この記事では、サブドメインとサブディレクトリの選び方と、置き場所で変わる設定、それぞれの置き方の手順を解説します。
記事を読めば、自社の条件に合う置き場所を決め、置いた後の設定まで進められます。置き場所は SEO の差ではなく、会社のサイトを誰がどう管理しているかと、検索結果に出したい名前で選ぶのが近道です。
サブドメインかサブディレクトリかはSEOの差より運用の条件で選ぶ

サブドメインとサブディレクトリは、どちらも会社のドメインの中にメディアを置く方法です。サブドメインは media.example.com のようにドメインの前に名前を足す形で、サブディレクトリは example.com/media/ のようにドメインの中のフォルダに置く形を指します。
置き場所を決めるときの考え方は、以下の4つです。
- SEOの有利不利で置き場所を選ばない
- 会社のサイトと同じ読者に向けるならサブディレクトリにする
- 検索結果に別のサイト名を出したいならサブドメインにする
- 会社のサイトのサーバーに置けない時は置き方で選ぶ
SEOの有利不利で置き場所を選ばない
サブドメインかサブディレクトリかは、Google 検索の SEO で重視しなくてよい項目の1つです。事業の都合で意味があるほうを選べば、どちらでもかまいません。
サブディレクトリに分けるとサイトの管理がしやすくなる場合もあれば、サイトのトピックや業種によってはサブドメインに分ける意味がある場合もあります。置き場所を選ぶ理由は、ドメインの評価を引き継げるかどうかではなく、置いた後の管理と運用の条件で説明できるようにしておくと判断がぶれません。
会社のサイトと同じ読者に向けるならサブディレクトリにする
会社のサービスを探す人とメディアの読者が重なるなら、サブディレクトリに置くのが扱いやすい選び方です。サブディレクトリのメディアは、robots.txt と検索結果のサイト名を会社のサイトと共有します。
検索結果では、メディアの記事にも会社のサイト名が出るため、記事を通じて会社の名前を覚えてもらう助けになります。会社のサイトのサーバーにフォルダを1つ足せば始められ、DNS の設定を変える必要もありません。
検索結果に別のサイト名を出したいならサブドメインにする
Google 検索のサイト名は、ドメインかサブドメインで決まるサイトごとに1つです。サブディレクトリ単位のサイト名はサポートされていないため、example.com/media/ のメディアだけに別の名前を付けることはできません。
メディアの名前を検索結果に出し、会社とは別のブランドとして育てたいなら、サブドメインが向いています。サブドメインのホームページに WebSite の構造化データを書けば、希望するサイト名を指定できます。
会社のサイトのサーバーに置けない時は置き方で選ぶ
会社のサイトを別の会社のサービスで動かしていて、サーバーにフォルダを足せない場合もあります。サブドメインなら、DNS にレコードを1つ足すだけでメディアを別のサーバーに向けられます。
サブディレクトリでも、ドメインの手前でパスを振り分ける仕組み(リバースプロキシ)を使えば、別のサーバーからメディアを返すことは可能です。ただし、振り分けの仕組みによっては DNS の管理先を移す作業が伴い、会社のサイトやメールの設定まで影響が及ぶ場合があります。
置き方の候補ごとに、会社のサイトのどこに触れるかを書き出して比べましょう。
サブドメインとサブディレクトリで変わるrobots.txt・サーチコンソール・URLの扱い

置き場所の違いが表れるのは、主にクロールの設定・計測の範囲・検索結果のサイト名です。サブドメインとサブディレクトリで扱いが変わる主な設定を、以下の表にまとめました。
| 設定 | サブディレクトリ(example.com/media/) | サブドメイン(media.example.com) |
|---|---|---|
| DNS | 変えない | サブドメインのレコードを足す |
| robots.txt | ドメインのルートの1つに従う | サブドメインのルートに置く |
| サイトマップ | /media/ の下に置けば /media/ より下の URL を伝えられる | サブドメインに置く |
| サーチコンソール | ドメイン プロパティに含まれる。/media/ だけの URL プレフィックス プロパティも作れる | ドメイン プロパティに含まれる。サブドメインの URL プレフィックス プロパティも作れる |
| 検索結果のサイト名 | ドメインのサイトと共有する | サブドメインごとに指定できる |
表のうち、設定を決めるときに迷いやすい点は、以下の3つです。
- robots.txtとサイトマップはホストごとに置く
- サーチコンソールはドメイン プロパティで両方をまとめて見られる
- 後から置き場所を変えるとURLがすべて変わる
robots.txtとサイトマップはホストごとに置く
robots.txt のルールは、置いたファイルと同じホスト(example.com や media.example.com のような名前)・プロトコル・ポート番号の URL にだけ効きます。サブディレクトリに置いた robots.txt はクローラーに読まれないため、サブディレクトリのメディアはドメインのルートの robots.txt に従います。サブドメインのメディアに要るのは、サブドメインのルートに置く専用の robots.txt です。

出典:Google Search Console のサイトマップ レポート(オウンドメディア相談室が使っている blog-soudan.com のプロパティ。2026年10月31日の画面)。Google Search Console は Google LLC の商標です。オウンドメディア相談室は、Google が推奨・提携しているものではありません。
サイトマップはサイトのどこにでも置けますが、サーチコンソールから送信しない場合、伝わるのは置いたディレクトリより下の URL だけです。サブディレクトリのメディアは /media/ の下にサイトマップを置き、サーチコンソールから送るか、ルートの robots.txt に Sitemap の行を足します。
» robots.txtの書き方|記述例と置く場所・確かめ方、noindexとの違い
» サイトマップの作り方|XMLサイトマップの3つの作り方と分け方・送信の手順
サーチコンソールはドメイン プロパティで両方をまとめて見られる
サーチコンソールのドメイン プロパティには、そのドメインのすべてのサブドメインとプロトコル、すべてのパスのデータが入ります。example.com のドメイン プロパティなら、media.example.com も example.com/media/ も同じプロパティで見られます。ドメイン プロパティの所有権は、DNS レコードで確かめる決まりです。

出典:Google Search Console の「プロパティを追加」の画面(オウンドメディア相談室が使っている blog-soudan.com のプロパティ。2026年10月31日の画面)。プロパティは追加していません。Google Search Console は Google LLC の商標です。オウンドメディア相談室は、Google が推奨・提携しているものではありません。
URL プレフィックス プロパティには、指定した URL の先頭で始まるページだけが入り、https://example.com/media/ のようにパスまで指定できます。HTML タグで所有権を確かめる場合は、プロパティの URL で開くページの head に確認用のタグを入れます。
株式会社メリルが運営する Web集客ブック(hands-plus.com/media/)が使うのは、https://hands-plus.com/media/ の URL プレフィックス プロパティです。所有権は、メディアのページに入れた確認用のタグで確かめました。
後から置き場所を変えるとURLがすべて変わる
サブドメインとサブディレクトリの間でメディアを移すと、すべてのページの URL が変わります。URL を変える移転では、旧 URL から新しい URL へ、301などの永続的なリダイレクトを設定します。
永続的なリダイレクトで PageRank が失われることはありません。ただし、移転の直後は検索の順位が一時的に動き、中規模のサイトでは新しい URL が検索結果に出始めるまでに数週間以上かかる場合があります。置き場所は、数年先まで同じ場所で続けられるかを確かめてから決めましょう。
» サイトリニューアルのSEOは転送の対応表で守る|注意点と前後の比べ方
サブディレクトリに置く前に会社のサイトとぶつからないかを確かめる

サブディレクトリのメディアは、会社のサイトと同じドメインの中に入ります。置く前と置いた後に確かめることは、以下の4つです。
- 使うフォルダの名前が会社のサイトのURLとぶつからないか確かめる
- 会社のサイトが実在するフォルダをそのまま返すか確かめる
- robots.txtとサイトマップの扱いを会社のサイトの担当と決める
- 置いた後に会社のサイトのページが変わっていないか確かめる
使うフォルダの名前が会社のサイトのURLとぶつからないか確かめる
メディアのフォルダの名前は、会社のサイトで使っていない名前にします。会社のサイトにすでに /media/ で始まるページがあると、メディアのページと URL が重なるためです。
フォルダの名前が空いているかを確かめる手順は、以下のとおりです。
- ブラウザで予定のフォルダの URL を開き、404 が返ることを確かめる
- 会社のサイトのサイトマップを開き、予定のフォルダの名前で始まる URL が無いことを確かめる
- CMS の固定ページ・カテゴリ・タグに、同じ名前のスラッグが無いことを確かめる
メリルが meril-theme.com の /security/ を確かめた時は、/security/ が WordPress の404を返し、サイトマップの42件の URL ともぶつかりませんでした。bfb-plugin.com でも、サイトマップに /claude-code で始まる URL が無いことを確かめてからメディアを置いています。
会社のサイトが実在するフォルダをそのまま返すか確かめる
CMS で動く会社のサイトは、届いた URL をまとめて CMS に回す設定になっていることがあります。WordPress の標準の .htaccess は、実在しないファイルとフォルダへのアクセスだけを WordPress に回す書き方です。
RewriteCond %{REQUEST_FILENAME} !-f と RewriteCond %{REQUEST_FILENAME} !-d の2行が、実在するファイルとフォルダを WordPress の処理から外しています。メリルが blogrank.jp と bfb-plugin.com のルートの .htaccess を読んだ際も、どちらにもこの2行がありました。meril-theme.com では、ルートにある実在のフォルダが WordPress を通らずに返ることを確かめています。
.htaccess を読めない場合の確かめ方は、ルートにすでにある実在のフォルダの URL を開き、CMS の404の画面にならずに中身が返るかを見ることです。
メディアのフォルダの中に、フォルダの下だけに効く .htaccess を置けば、存在しない URL にメディアの404ページを出すこともできます。
» htaccessのリダイレクトの書き方|301の設定例と確かめ方・注意点
robots.txtとサイトマップの扱いを会社のサイトの担当と決める
サブディレクトリのメディアのクロールの扱いは、ドメインのルートの robots.txt で決まります。会社のサイトの担当者と、ルートの robots.txt がメディアのフォルダを止めていないかを先に確かめます。メディアのサイトマップの送り方の選択肢は、次の2つです。
- ルートの robots.txt に、メディアのサイトマップの Sitemap の行を足してもらう
- ルートの robots.txt には触れず、サーチコンソールからメディアのサイトマップを送る
オウンドメディア相談室では、blog-soudan.com のルートの robots.txt を WordPress が出しているため、サーチコンソールから /owned-media/sitemap-index.xml を送る決まりにしました。Web集客ブックも、サイトマップをサーチコンソールから送信しています。
置いた後に会社のサイトのページが変わっていないか確かめる
メディアのファイルを置いたら、会社のサイトのページが置く前と同じに返るかを確かめます。メディアのページだけを見ていると、上げ先を間違えて会社のサイトのファイルを上書きしても気づけないためです。
置いた後に会社のサイトを確かめる手順は、以下のとおりです。
- 置く前に、会社のサイトのトップと主なページの応答の番号とページの大きさを控える
- 置いた直後に同じページを開き、応答の番号と大きさを比べる
- 違っていたら、会社のサイトの側で変えた作業が無いかを担当者に確かめる
2026年10月30日にAIセキュリティ最前線を meril-theme.com に初めて置いた後の13時55分と、記事を足した後の20時24分に、メリルはトップページの大きさを確かめました。どちらも置く前と同じ118,299バイトです。この記事のために21時27分に取得したトップページも、118,299バイトのままでした。
サブドメインにメディアを置く手順

サブドメインのメディアは、会社のサイトとは別のホストとして動きます。会社のサイトのサーバーに触れずに始められる一方で、ホストに要る設定はメディアの側で一通り用意する必要があります。サブドメインに置く手順は、以下の3つです。
- DNSにサブドメインを足してhttpsの証明書を用意する
- サブドメインのルートにrobots.txtとサイトマップを置く
- サブドメインのホームページにサイト名の構造化データを書く
DNSにサブドメインを足してhttpsの証明書を用意する
サブドメインを使うには、ドメインの DNS にサブドメインのレコードを足します。DNS を管理しているのが別の部署や会社なら、作業を頼むことになります。
サブドメインを公開するまでの手順は、以下のとおりです。
- 会社のドメインの DNS をどこで管理しているかを確かめる
- メディアを置くサーバーの案内に従い、サブドメインの A レコードか CNAME レコードを足す
- サーバーでサブドメインの https の証明書を発行する
- ブラウザで https://media.example.com/ を開き、証明書の警告が出ないことを確かめる
ほかのレコードを書き換えないよう、足す前に今のレコードの一覧を控えておきましょう。
サブドメインのルートにrobots.txtとサイトマップを置く
会社のサイトの robots.txt は、ホストの違うサブドメインのメディアには効きません。https://media.example.com/robots.txt を用意し、メディアのクロールのルールとサイトマップの場所を書きます。
サーチコンソールに会社のドメインのドメイン プロパティがあれば、サブドメインのデータもすでに入っています。メディアの数字だけを見たい場合は、https://media.example.com/ の URL プレフィックス プロパティを足すのが手軽です。
サブドメインのホームページにサイト名の構造化データを書く
サブドメインのサイト名を指定するには、サブドメインのホームページに WebSite の構造化データを書きます。ホームページは、https://media.example.com/ のようなサブドメインのルートの URL のページを指します。
サブドメインのホームページに書く構造化データの例は、以下のとおりです。
<script type="application/ld+json">
{
"@context": "https://schema.org",
"@type": "WebSite",
"name": "メディアの名前",
"url": "https://media.example.com/"
}
</script>
構造化データの name は、ページの title や og:site_name のサイト名とそろえるのが基本です。サイト名は構造化データのほかに title や見出しなども見て決まるため、名前がばらばらだと希望の名前が使われにくくなります。サブドメインのホームページに構造化データが無い場合は、ドメインのサイト名がサブドメインに使われることもあります。
» 構造化データのテスト方法|リッチリザルト テストと検証ツールの使い分け
どちらに置いても会社のドメインのテーマに合う記事だけを載せる

置き場所をサブドメインにしてもサブディレクトリにしても、会社のドメインに載せる記事には、Google 検索のスパムに関するポリシーが同じように関わります。特に気をつけたい点は、以下の3つです。
- 会社のサイトの評価を借りるための外部の記事はポリシー違反になる
- ポリシーに反したページはサブドメインに移しても逃れられない
- ドメインのテーマから遠い記事は載せない
会社のサイトの評価を借りるための外部の記事はポリシー違反になる
サイトの評判に関するポリシーは、ホストのサイトが積み上げた検索の評価を利用することを主な目的に、外部の当事者が作ったコンテンツを公開した場合に適用されます。外部の当事者には、サイトのユーザー・フリーランサー・ホストのサイトに直接雇用されていない人などが含まれます。外部の人が書いたコンテンツを載せただけでは、ポリシー違反になりません。
人による審査では、サイトの該当する部分がホストのサイトの関与や編集の監督のもとで作られ、メインのサイトと統合されているかが判断されます。審査で考慮される主な観点は、以下の4つです。
- デザインや書式がホストのドメインと一致しているか
- メインのドメインに無い品質の問題がページにあるか
- 作成者や責任の所在が書かれているか
- 同じかほぼ同じ内容が、ほかの複数のサイトに出ているか
メインのサイトと異なる CMS で作ったサブディレクトリでも、ホームページと統合して編集の責任を示したセクションは、対策を受ける可能性が低いとされます。
ポリシーに反したページはサブドメインに移しても逃れられない
ポリシーの違反を続ける目的でサブドメイン・サブディレクトリ・サイトを使ったり新しく作ったりする行為は、ポリシーの回避にあたります。回避を続けるサイトには、検索結果から外す範囲を広げるなどの措置がとられることがあります。
ドメインの中のどこに置くかで、ポリシーの扱いは変わりません。置き場所より先に、載せる記事が会社のドメインにふさわしいかを決めておきましょう。
ドメインのテーマから遠い記事は載せない
Google は通常、ドメインの中の個々のページの品質が、ドメインのほかのページ全体の品質と一致すると仮定しています。会社のドメインに置くメディアの記事は、会社のサイトと同じ品質の基準で書くことが欠かせません。
メリルは、自社のドメインに置くメディアについて、次の決まりを作りました。
- ドメインのテーマから遠い記事(金融・美容など)は載せない
- 社外のライターに書いてもらう記事は、ポリシー上はサードパーティのコンテンツとして扱う
- 同じ原稿の言い換えや、同じ構成の使い回しをほかのメディアに載せない
メリルが7つのドメインでメディアをサブディレクトリに置いた作り

メリルは、自社の7つのドメインのサブディレクトリに、それぞれメディアを置く作りにしています。各メディアのサイトのコードと立ち上げの記録、ドメインのトップページを2026年10月30日に読んで数えた結果は、以下の3つです。
- 7つのメディアはすべてサブディレクトリに置いた
- 6つのメディアは会社のサイトと別の仕組みで動かしている
- 4つのメディアはパスの振り分けと比べてフォルダに置く案を選んだ
7つのメディアはすべてサブディレクトリに置いた
メリルのメディアの置き場所と、同じドメインのルートにあるサイトは、以下の表のとおりです。
| メディア | 置き場所 | ドメインのルートのサイト |
|---|---|---|
| WWS メディア | wwstd.jp/media/ | Web ライターのスクールの案内ページ |
| Web集客ブック | hands-plus.com/media/ | ブログ制作代行の案内ページ |
| オウンドメディア相談室 | blog-soudan.com/owned-media/ | ブログの相談の掲示板(WordPress) |
| みんブロ調べ | blogrank.jp/research/ | ブログのランキング(WordPress) |
| Claude Code実践ラボ | bfb-plugin.com/claude-code/ | WordPress のプラグインの販売(WordPress) |
| AIセキュリティ最前線 | meril-theme.com/security/ | WordPress のテーマの販売(WordPress) |
| アフィリノオト | meril.co.jp/affi-note | 会社のサイト(Astro) |
フォルダの名前は /media/ が2つで、ほかの5つはメディアの中身を表す名前です。サブドメインに置いたメディアは、1つもありません。
サブディレクトリの記事は、検索結果にドメインのサイト名で出ます。2026年10月30日に4つのメディアの立ち上げを決めた際も、メリルはこの点を承知したうえでサブディレクトリに置くことにしました。
6つのメディアは会社のサイトと別の仕組みで動かしている
7つのドメインのルートのサイトは、WordPress が4つ、HTML の案内ページが2つ、Astro が1つでした。メディアは、7つとも静的なサイトを書き出す仕組みの Astro で作っています。
ルートのサイトと別の仕組みで動かしているのは、アフィリノオトを除く6つです。アフィリノオトだけは、会社のサイトの一部として同じ Astro のサイトの中にあります。
6つのメディアの公開の仕組みは、書き出した静的なファイルを、ルートのサイトと同じサーバーのフォルダに送ります。置き方は、GitHub Actions から FTPS で送るものが4つ、手元から SSH で送るものが2つです。6つとも、ファイルを送る前に送り先の指定を確かめ、メディアのフォルダ以外が指定されていれば止まる作りです。
» Astroでブログを作る手順|会社のオウンドメディアに使う判断と公開の仕組み
4つのメディアはパスの振り分けと比べてフォルダに置く案を選んだ
2026年10月に立ち上げた4つのメディアでは、置き方を次の2つの案で比べました。
- 案A: 今のサーバーのサブディレクトリに静的なファイルを置く
- 案B: ドメインの手前に Cloudflare を置き、メディアのパスだけを振り分ける
4つの計画とも案Aをすすめ、4つとも案Aに決めました。比べた記録に書かれていた点は、以下の表のとおりです。
| 比べた点 | 案A(フォルダに置く) | 案B(パスだけ振り分ける) |
|---|---|---|
| 今のサイトへの影響 | 新しいフォルダを1つ足すだけで、WordPress と DNS は変えない | ネームサーバーを移すか、ドメイン全体が Cloudflare を通る |
| 戻し方 | フォルダを消せば元に戻る | DNS の切り替えを戻すのに時間がかかる |
案Bには、WordPress のサーバーと切り離せる点や、GitHub から自動で置きやすい点もありました。一方で、メールの設定・販売ページ・ライセンスの確認の仕組みなど、メディアと関係のない部分まで影響が出うる点も挙がっていました。メディアのためにドメイン全体の設定を変える案は、4つの計画とも採っていません。
サブドメインとサブディレクトリはSEOの差でなく運用の条件で選べば迷わない
サブドメインかサブディレクトリかは、Google 検索の SEO で重視しなくてよい項目です。置き場所は、会社のサイトを誰がどう管理しているかと、検索結果に出したい名前で選びます。
記事の要点は、以下のとおりです。
- 会社のサイトと同じ読者に向けるならサブディレクトリ、別のサイト名を出したいならサブドメイン
- robots.txt はホストごとに効き、サブディレクトリのメディアはルートの robots.txt に従う
- サーチコンソールのドメイン プロパティは、サブドメインとサブディレクトリの両方を含む
- サブディレクトリに置く前に、フォルダの名前と、ルートが実在のフォルダを返すかを確かめる
- どちらに置いても、会社のドメインのテーマに合う記事だけを載せる
置き場所を運用の条件で決めておけば、置いた後の設定と計測で迷う場面が減ります。まずは、会社のサイトを誰が管理していて、メディアのフォルダを足せるかを確かめましょう。
この記事の数字の出どころ
- 株式会社メリルが自社の7つのドメインのサブディレクトリに置くメディアの作りメリルが運営する7つのメディアの、2026年10月30日時点のサイトのコード(置き場所の設定と公開の仕組み)と、7つのドメインのトップページ(2026年10月30日21時26分〜27分に7秒おきに1回ずつ取得)を読み、置き場所・ルートのサイトの仕組み・メディアの仕組み・ファイルの置き方・送り先の確かめの有無をスクリプトで数えた
- メリルが4つのメディアの置き方を比べた記録2026年10月30日に、オウンドメディア相談室・みんブロ調べ・Claude Code実践ラボ・AIセキュリティ最前線の立ち上げで、置き方の2つの案(サーバーのサブディレクトリにファイルを置く案と、ドメインの手前でパスだけを振り分ける案)を比べた社内の計画と、置く前にフォルダの名前とルートの .htaccess を確かめた作業の記録
- メリルのメディアのサーチコンソールのプロパティとサイトマップの送り方Web集客ブック(hands-plus.com/media/)と WWS メディア(wwstd.jp/media/)のサーチコンソールのプロパティの種類と所有権の確かめ方、オウンドメディア相談室のサイトマップの送り方を決めた社内の記録(2026年10月30日時点)
- メディアを置いた後の meril-theme.com のトップページの大きさAIセキュリティ最前線を置いた2026年10月30日の作業記録に残した、置く前と13時55分・20時24分の meril-theme.com のトップページの大きさと、この記事のために同じ日の21時27分に取得したトップページの大きさ
参考にしたページ
- Google 公式 SEO スターター ガイド(Google 検索セントラル)(2026年10月30日に確認)
- Google 検索でのサイト名(Google 検索セントラル)(2026年10月30日に確認)
- Google による robots.txt の指定の解釈(Google のクロール インフラストラクチャ)(2026年10月30日に確認)
- サイトマップの作成と送信(Google 検索セントラル)(2026年10月30日に確認)
- Google ウェブ検索のスパムに関するポリシー(Google 検索セントラル)(2026年10月30日に確認)
- サイト・ホームページ移行について(Google 検索セントラル)(2026年10月30日に確認)
- ウェブサイトまたはプラットフォームのプロパティを Search Console に追加する(Search Console ヘルプ)(2026年10月30日に確認)
- サイトの所有権を確認する(Search Console ヘルプ)(2026年10月30日に確認)
- Apache HTTPD / .htaccess(WordPress Advanced Administration Handbook)(2026年10月30日に確認)
運営:株式会社メリル(このメディアについて)。相談の内容を記事にするときは、ご本人の許可を取り、社名と数字を伏せます。


